イオン銀行はイオングループを母体とする銀行です。イオングループの規模のメリットを利用し、ショッピングと様々な連携をしています。

ここでは、イオン銀行の住宅ローンの特徴について解説します。

  • 低金利(業界最安の水準)
  • 保証料なし
  • 来店不要でいつでも申し込み可能
  • 一部繰上返済の手数料無料
  • イオンでの買物がいつでも5%off
  • 365日年中無休で営業している店舗がある

 

イオン銀行「住宅ローン」の評価まとめ

イオン銀行のホームページだけ見ていてはわからない特徴を項目ごとに比較し表にすることで、よりわかりやすくします。

一般的に、店舗型銀行に比べてインターネット銀行の方が申し込み条件や審査項目が厳しいといわれています。しかし、イオン銀行の申込み条件は厳しくはなく、前年度収入が100万円以上、65歳未満であれば申し込みが可能な庶民の味方の銀行といえます。

各項目で詳しく説明します。

「イオン銀行 住宅ローン」 vs その他ネット銀行 ~ 項目別比較まとめ
比較項目 評価
審査:申込み条件
とても良い
年収100万円以上。ネット銀行の中で最も良い条件。申込み条件の詳しい評価
保証料と融資事務手数料
いまいち
保証料は不要。融資事務手数料はネット銀行の中では安くはない。保証料と融資手数料の詳しい評価
繰上返済・金利変更手数料
まぁ良い
一部を除き、無料で利用可能。ネット銀行の平均よりは無料範囲が広い。繰上返済手数料の詳しい評価
保険:団信と特約
まあ良い
一般団信は無料で利用できる他、その他の特約・ワイド団信も金利上乗せで付加可で選択肢も多い。団信と特約の詳しい評価

イオン銀行の住宅ローン一覧

上記で比較した「住宅ローン(商品名)」といいわれるサービスが主力商品で、その他にいくつかの住宅ローンを提供しています。

新規借入・借り換え両方対応

  • 住宅ローン:標準的な住宅ローンで、条件次第では金利引下幅が大きくなる
  • 疾病保障付住宅ローン:ガン保障や8大疾病保障など手厚い保障が付帯されている
  • セカンドハウスローン:セカンドハウスを購入する人に向けたプラン
  • フラット35:住宅金融支援機構の仕組みを利用したプラン

借り換え専用

借り換えやリフォームなど使徒を限定したサービスなどもあります。

 

『住宅ローン』新規借入の場合

イオン銀行の住宅ローン
  • イオン系列店舗での優遇特典がある
  • 年中無休365日営業の店舗がある
  • 保証料や事務手数料が安い
  • 借入種別:新規・借換
  • 融資額:200万円以上1億円以内(10万円単位)
  • 融資期間:1年以上35年以内(1ヶ月単位)

金利

イオン銀行の住宅ローンには変動金利型と固定金利型の2種類が用意されています。

変動金利型

イオン銀行では「金利プラン(変動金利)」として変動金利型が提供されています。

変動金利は店頭表示の基準金利を参考に、毎月金利が見直されるプランです。新規借入時には借入時点の店頭金利が適用されます。

また、借入後には年2回(5月1日、11月1日)金利の見直しを行い、6月、12月の約定返済日の翌日から金利が見直されます。

金利の見直しによっては金利が引き上がることも、引き下がることもあります。

返済額の見直しは11月1日を5回通過するごと(5年ごと)に行います。ただし、前回返済額の1.25倍を上限として、これを上回ることはありません。

固定金利型

イオン銀行の変動金利では「固定金利特約」も締結できます。これは一般で言うところの固定金利型です。

こちらの金利プランは期間内に金利変動がありません。特約による固定期間は2年、3年、5年、7年、10年の5つが用意されています。

固定金利特約期間終了後は変動金利に移行します。また、終了後に再度、固定金利特約を締結することも可能です。

この場合は約定返済日の翌日から特約が適用されます。固定金利特約期間中は返済額の見直しはありません。ただし、特約期間終了時には返済額の見直しも行われ、その際は上限なく見直しが適用されます。

固定金利と変動金利どちらを選ぶ?

返済方法

返済方式は毎月元利均等返済(毎月の返済額が一律になる方法)のみです。毎月返済に加え、6か月ごとの増額返済(ボーナス返済)も併用できます。また、借入後1年以内に限り元金返済据置きも利用可能です。

約定返済日は10日、20日、30日のいずれかから指定できます。契約者の指定口座から自動引き落としによって返済されていきます。

良いの?悪いの?他行と比較!

イオン銀行では元利均等返済のみの対応となっています。このように元利均等返済のみの対応の金融機関が一般的ですが、中には元金均等返済と元利均等返済から選べる銀行もあります。

元金均等返済の有無
銀行名 元金均等返済対応
auじぶん銀行
住信SBIネット銀行
イオン銀行 ×
ソニー銀行 ×
SBI新生銀行 ×

上の表の中で元金均等返済が可能な銀行は元利均等返済、または元金均等返済から選択できます。
 
元金均等返済は元利均等返済より返済総額を抑える効果があります。ただし、返済初期は元利均等返済より月々の返済額が高くなります。
 
返済方法の選択の仕方や、仕組みについては住宅ローン2種類の返済方法で詳しく説明しているので一緒にご覧ください。
 

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保証料と手数料(諸費用)

保証料

保証料を負担する必要はありません。

住宅ローンの保証料とは

融資事務手数料

イオン銀行の住宅ローンを利用する時には下記2タイプから支払方法を選び、ローン取扱手数料(融資事務手数料)を支払います。

ローン取扱手数料
(定額型)
1件につき税込110,000円
(※さらに金利が年0.2%上乗せ)
ローン取扱手数料
(定率型)
借入金額×2.20%

 

良いの?悪いの?他行と比較!

融資事務手数料は分割払い(ローン返済と共に分割払い)と一括払い(借入時に支払う)の選択が可能です。
 
ここでは一括払い利用し、3,000万円を30年ローンで借りた場合の融資事務手数料を試算し、5つのネット銀行間で比較してみましょう。

 

融資事務手数料の比較(3,000万円30年間で借りた場合)
銀行名 融資事務手数料
ソニー銀行 定額制:44,000円(低率制に金利0.3%上乗せ)
定率制:660,000 円
SBI新生銀行(安心パックなし) 定額制:55,000円
定率制※:660,000円※変動/固定セレクト住宅ローン
auじぶん銀行 660,000円
住信SBIネット銀行 660,000円
イオン銀行 定額型:110,000円(定率型に金利0.2%上乗せ)
定率型:660,000円

 
手数料には定額制(借入額に関係なく一定の金額)と定率制(借入額 × 一定の%)があります。
 
ソニー銀行「住宅ローン」、次点でSBI新生銀行手数料が他行に比べて格安となりました。こちらはそれぞれ定額制です。
 
低率制のauじぶん銀行は借入額の2.20%(税込)、住信SBIネット銀行は借入額の2.2%を借入時に一括で支払います(イオン銀行は支払い総額が安くなる定率型で計算)。
 
手数料は金利とともに返済総額の多寡を左右する要因ですから、しっかり比較検討することをおすすめします。
 
比較検討の際は、手数料だけでなく、返済額(元本と金利負担分)と諸経費(融資手数料や保険など)を合計した返済総額で比べるようにしてください。
 

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審査と申込み条件

用途

以下の用途で利用できますが、対象は契約者本人が住むものに限定されます。

  • 住宅の新築・購入、増改築・改装資金
  • 他社・他行の住宅ローンの借換資金
  • 上記に伴って生じる諸費用

年齢

借入時点に満20歳以上満71歳未満、最終返済時点に満80歳未満の方

ただし、保険の特約を付けた商品を利用の場合は申込時年齢は満50歳に上限が下がります。

  • がん保障特約付住宅ローン
  • 8疾病保障付住宅ローン

収入・勤続年数

収入と勤続年数の条件は以下のとおりです。

年収と勤続年数の条件
種別 勤続・営業年数 前年度年収
給与所得者 6か月以上継続 100万円以上
法人役員・個人事業主 3年以上継続 100万円以上

 

良いの?悪いの?他行と比較!

 

ネット銀行の申込み条件を比較
銀行名 給与所得者
前年度税込年収
自営業
前年度所得
イオン銀行 100万円以上 100万円以上
auじぶん銀行 200万円以上 200万円以上
SBI新生銀行 300万円以上 2年平均300万円以上
ソニー銀行 400万円以上 400万円以上
住信SBIネット銀行 安定かつ継続した収入

 
上記は、ネット銀行の申込み条件を比較した表です。

イオン銀行は5つのネット銀行の中で最も申込みやすいことがわかります。

ちなみに、住宅ローンの一般的な申込条件は「年収200~300万円以上」と言われていますので、「auじぶん銀行」も比較的申込みやすい条件といえそうです。
 

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住宅ローン審査の概要 ~ 年収と勤務先、信用情報、担保物件の3つが重要
 

地域制限

特になし。

その他

イオン銀行の住宅ローンを利用するには下記の条件も満たす必要があります。

  • イオン銀行が定める団体信用生命保険に加入できる方
  • 日本国籍を有する、もしくは永住許可を受けている方

繰上げ返済・金利変更手数料

住宅ローン利用中に繰上返済をしたり、金利プランを変更する場合に生じる手数料です。

金利変更手数料 0円
一部繰上返済手数料 0円
全額繰上返済手数料 税込55,000円
その他条件変更手数料 0円

 

良いの?悪いの?他行と比較!

住宅ローンの返却期間は長く、必ずしも申し込み時に想定した通りにことが運ぶとは限りません。収入や支出が増えたり減ったり、金利が下がったり上がったり、、、。そんな局面で関係してくるのが金利変更手数用や繰上返済手数料です。
 

銀行名 金利変更手数料 一部繰上返済手数料 全額繰上返済手数料
auじぶん銀行 0円 0円 変動金利適応中 ⇒ 0円
固定金利適応中 ⇒ 33,000円(税込)
SBI新生銀行 固定金利へ変更 ⇒ 55,000円(税込) 0円 0円(※1)
ソニー銀行 変動金利から変更 ⇒ 0円
固定金利から変更 ⇒ 有料
0円 0円
イオン銀行 0円 0円 55,000円(税込)
住信SBIネット銀行 0円
(動金利期間、固定金利特約期間終了時)
0円 変動金利期間中 ⇒ 0円
固定金利特約期間中 ⇒ 33,000円(税込)

※1 場合により有料
 

イオン銀行は全額繰上返済のみ有料となっています。SBI新生銀行、ソニー銀行は全額繰上返済も無料ですから、気になる方はこちらの銀行もチェックしてみてください。
 
ただし、イオン銀行の手数料も特段高い印象はありませんし、全額繰上返済はあっても1度のみですから、影響はそれほど大きくないかもしれせん。
 
 

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住宅ローンにかかる費用は?
住宅ローンの繰り上げ返済とは
途中で返済条件を変更するには

保険について

住宅ローン保険

団体信用生命保険(一般団信)

団体信用生命保険とは借主(契約者)が死亡又は高度障害になった場合に、残っているローン金額の全額が保険金によって弁済される生命保険のことです。これによって残された家族が住宅ローンを負担する必要がなくなります。保険料はイオン銀行が負担するので無料です。この団体信用生命保険は一般団信と呼ばれ、一般的にどこの金融機関でも無料で利用できます。

特約を付けることにより、より保障を厚くすることができます。イオン銀行の公式サイトでは○○付き住宅ローンとして紹介されています。

団体信用生命保険と特約の種類
保険種別 金利上乗せ率
団体信用生命保険 0%(無料)
ガン保障特約 +0.1%
8疾病保障プラス付 +0.3%
ワイド団信 +0.3%
ガン保障特約

通常の団体信用生命保険に加えて2つのガン保障も付帯された保険です。もしガンと確定診断されたら、保険金が充当され、その後の住宅ローン残高が0円になります。完治した後も0円のままなので安心です。

加入者は保険料を負担する必要があります。また、借入時年齢が満20歳以上満50歳未満です。

8疾病保障プラス付

通常の団体信用生命保険に加えて、3大疾病または、5つの生活習慣病の保障が付帯された保険です。金利を通常より0.3%上乗せすることにより、8つの疾病の所定の状態で住宅ローン残高が0円になります。借入時点の年齢が満20歳以上満50歳未満の範囲でないと契約できません。

対象となる状態

  • がんと診断される
  • 脳卒中・急性心筋梗塞で所定の状態が60日以上継続
  • 糖尿病・高血圧症・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎で働くことができない状態が12か月超えて継続
ワイド団信付住宅ローン

通常の団体信用生命保険よりも引受範囲を広げた保険です。なお、加入に当たっては加入者が保険料を負担する必要があります。たとえば高血圧症や糖尿病、うつ病等の持病がある方は団体信用生命保険に加入できませんが、ワイド団信では加入できる可能性がある生命保険なのです。

 

良いの?悪いの?他行と比較!

ネット銀行の団信を比較
銀行名 保険料 ワイド団信
auじぶん銀行 がん50%保障団信 ⇒ 無料
がん100%保障団信 ⇒ 年0.05%金利上乗せ
がん100%保障団信プレミアム ⇒ 年0.15%金利上乗せ
(※)
有り⇒ 年0.3%の金利上乗せ
SBI新生銀行 安心保障付団信 ⇒ 無料(安心パック加入で手数料11万~16.5万円) 無し
ソニー銀行 がん50%保障 ⇒ 無料
がん100%保障 ⇒ 年0.1%金利上乗せ
3大疾病保障特約 ⇒ 年0.2%金利上乗せ
生活習慣病団信 ⇒ 年0.2%金利上乗せ
有り ⇒ 年0.2%金利上乗せ
イオン銀行 ガン保障特約 ⇒ 年0.1%金利上乗せ
8疾病保障 ⇒ 年0.3%金利上乗せ
有り⇒ 年0.3%金利上乗せ
住信SBIネット銀行 全疾病保障 ⇒ 無料
がん診断給付金(女性限定) ⇒ 無料
無し

※新団信は2023年7月1日以降お借入れの方に適用
◎上記全ての銀行で一般団信は無料
 
いざという時のために保険に入っていると安心できますね。
 
その安心のためにいくら支払うべきなのか、実際のコストを意識しながら住宅ローン選びに役立てましょう。
 
実際の負担額
3000万円を30年ローンで借入した場合、上乗せ金利によって増加する負担額は
年0.1% = 約46万円
年0.2% = 約92万円
年0.3% = 約137万円
です。
 
例えば、イオン銀行の「ガン保障特約」を追加する場合、増える負担額は約46万円(年0.1%金利上乗せ)となります。
 
この特約は、初めてガンと診断されたら、進行程度にかかわりなく、住宅ローン残高が0円になる保障が約46万円で付加できるとうことです。
 
イオン銀行の「8疾病保障」を付加したい場合、増える負担額は約137万円(年0.3%金利上乗せ)となります。
 
ちなみに、auじぶん銀行は無料で「がん50%保障団信」が無料で付帯、住信SBIネット銀行の住宅ローンは「全疾病保障」が無料で付帯します。この保障はあらゆる病気や怪我で就業不能状態に陥った場合、ローン返済を負担してくれるという優れモノです。
 

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住宅ローンに必要な保険①「団体信用生命保険」

住宅ローン専用火災保険

イオン銀行では住宅ローン専用の火災保険を用意しています。なお、火災保険料は契約者が負担する必要があります。大口団体割引が適用されるので、通常よりも安い保険料で火災保険に加入が可能です。また、地震保険にも加入できるので、住宅に関する災害について広くフォローできます。

ペアローンと収入合算

イオン銀行もペアローンと収入合算が可能です。2人の収入を対象に借り入れをするため1人より多くの借入額を借りたい時に利用します。

ペアローン

ペアローンは、同一物件に対して親子や夫婦などの2人で住宅ローンを組み方法です。それぞれの収入を合算して住宅ローンが組めるので、より高額の住宅ローンが組めるメリットがあります。お互いに連帯保証人になり契約します。節税面では2人とも住宅ローン控除を受けられますが、契約は2本になるので諸経費等が増えるなど見落としがちな点もあるので注意も必要です。

収入合算

収入合算は1つの住宅ローン契約ですが、対象の収入を2人に設定できます。契約は1つなので諸経費は通常と同じですが、収入合算者は団信に加入できない、住宅ローン控除の対象にならないというデメリットがあります。

収入合算の条件

収入合算者の対象は、同居する配偶者、婚約者や親(配偶者や婚約者の親も対象)もしくは子供となっています。また、収入合算者の勤続条件は下記のとおりです。休職中や休職予定がある場合は収入合算できないことがあります。

  • 給与所得者で6ヵ月以上の勤務
  • 個人事業主(法人代表者、役員)は3年以上の営業

夫婦で借りる住宅ローン@ペアローンと収入合算の違いとは?

担保と保証人

融資対象になる物件に対して、イオン銀行を抵当権者とする第一順位の抵当権を設定します。

また、原則として保証人は不要です。ただし収入合算者や担保提供者がいる場合にはその人が連帯保証人になります。

加えて融資対象になる住宅は火災保険の付保が必要です。

抵当権設定に係る費用や保険料は契約者が負担しなければなりません。

融資までの流れ

事前審査申込 ⇒ 正式審査申込 ⇒ 契約手続 ⇒融資実行

融資までにかかる時間

申込時点から契約まで最大で1か月程度の日数を要する場合があります。余裕をもった申込みをする方がいいでしょう。

申込み前のチェックポイント

年収や借入期間を考え無理ない計画を

住宅ローンを組む際には現在の年収や借入期間等が重要です。経済的な負担等も考えながら無理のない資金計画・返済計画を立てることが大事です。

必要書類は前もって準備

新規申込の場合は、住民票の写しや運転免許証・健康保険証などの「本人確認書類」、源泉徴収票と課税証明書などの「所得証明書類」、建築・工事請負契約書などの「物件関連書類」が必要です。あらかじめ用意しておくとスムーズな契約に進めるでしょう。

WEBでも申込みできます

イオン銀行ではWEB申込と店舗申込の2つの申込方法があります。WEBなら申込者の都合に合わせて手続きでき、店舗なら相談しながら手続き可能です。希望する申込方法を選ぶといいでしょう。

手数料など金利以外のことも吟味しましょう

住宅ローンには様々な種類があり、同じ商品は2つとしてありません。金利だけでなく、保証料や事務手数料、繰上返済手数料等についても吟味した上で契約することが大事です。

お問い合わせ方法

イオン銀行の住宅ローンについて聞きたい事は、下記より相談できます。

  1. 店舗窓口
  2. 生活応援ローン相談会
  3. 電話窓口

店舗窓口

イオン銀行の店舗窓口では住宅ローンの相談を受け付けています。予約等は必要ないので、都合のあう時間帯に相談に行くといいでしょう。

なお、基本的は年中無休で9時~21時まで営業しており、全国のイオン内、イオンモール内にあります。

生活応援ローン相談会

毎週土曜、日曜日を中心にイオン銀行では生活応援ローン相談会を開催しています。

住宅ローンの返済額シミュレーションや相談を受け付けています。基本的にはイオン銀行店舗内で行われます。

電話窓口

イオン銀行では専用の電話窓口も設けています。

年中無休で9時~18時まで営業しているので、住宅ローンの気になる点があれば電話でも相談可能になっています。

良いの?悪いの?他行と比較!

イオン銀行の問合せ体制はネット銀行の中でもトップレベルです。365日年中無休で対応など、通常の銀行では考えられない範囲をカバーしてくれます。
 
イオン銀行以外のネット銀行でも、少数ながら対面で相談できる窓口を設けています。

住宅ローン相談窓口のあるネット銀行
イオン銀行 イオンの一部店舗(土日祝日も営業)
SBI新生銀行 ローンセンター、ファイナンシャルセンター(全国に店舗あり TV相談も可能店舗あり)
住信SBIネット銀行 SBIマネープラザ(全国に店舗あり)
ソニー銀行 CONSULTING PLAZA(東京都中央区銀座)、ソニー生命株式会社など
auじぶん銀行 au SHINJUKUの住宅ローン相談会(固定の窓口は無いが、期間・曜日限定で開催)

イオン銀行の店舗は、イオンモールなどのショッピングモールに併設し、夜21時まで営業しているところもあります。「休日、買物のついでに…」「平日、会社帰りに…」と対応の幅が広く便利です。
 
SBI新生銀行のTV電話(Skype)の対応はネット銀行の中でも珍しいです。出向かなくても、家に居ながら対面に近い形で相談できます。
 

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『住宅ローン』借り換えの場合

住宅ローン借り換え

イオン銀行の住宅ローンは借換借入にも対応しています。借換借入とは既存の住宅ローンから、イオン銀行へ住宅ローンを変更する、組みかえることを指します。

基本的には新規借入と同じ内容ですが、下記の点で異なります。

審査と申込み条件

融資金額

200万円~最大1億円まで

借入期間

1年以上35年以内で新規借入と同じ。ただし、借換借入の場合は借入期間が既存住宅ローンの残存期間内になります。

必要書類

借換借入ではほぼ新規借入と同様の書類が必要となります。

  • 本人確認書類
  • 所得証明書類
  • 物件関連書類
  • 既存住宅ローン関連書類 (返済予定表や、返済履歴が分かる書類、火災保険の保険証券)

申込時点のチェックポイント

本当に支払いが減るのか?

借換によって将来の総返済額が数百万円以上も変わってくる可能性があります。一度、シミュレーションを使ったり、店舗窓口で相談してみると良いでしょう。

融資が断られる場合もある

借換借入の場合は既存の住宅ローンの返済状況を確認します。この状況次第では融資が断られる可能性もあります。

同銀行内での借り換えは不可

イオン銀行住宅ローンからイオン銀行住宅ローンへは借換できません。

 

 

その他の住宅ローン

イオン銀行の住宅ローンにはその他に下記のような目的別ローンが用意されています。

イオン銀行セカンドハウスローン

契約者本人、または同一生計親族が利用するセカンドハウス・別荘などの購入に使えるプランです。セカンドハウスローンは新規と借換の両方に対応しています。

基本的には住宅ローンと同様の借入条件、返済条件になっています。ただし、借入期間が1か月単位で3年以上35年以内なので注意しましょう。

それ以外は最大1億円まで融資が受けられるほか、変動金利や固定金利特約が選べるなど住宅ローンと同様です。

つなぎローン(つなぎ融資)

つなぎローンは、住宅ローンを実際に融資されるまでに借り入れるローンです。

建物竣工から融資までの間に、着工資金や中間資金が必要になった場合に融資を受けられます。

なお、このつなぎローンは店舗のみでの取扱いになっています。また、つなぎローンの可否は店舗の判断によって異なります。

住宅ローン・リフォーム活用プラン

住宅ローンの借換資金と、リフォーム資金を同時に調達できるローンです。基本的には住宅ローンと同様の内容で融資条件にて借り入れられます。リフォームを機会に住宅ローンの見直しをしようと考えている人に向いたプランです。

無担保住宅借換ローン

最大1,000万円まで無担保で融資を受けられるプランです。担保評価不足により借換ができなかった人や、担保設定を外したいと考えている人に向いたプランです。

  • 年齢:借入時点で満65歳まで
  • 前年度年収・所得:給与所得者なら250万円以上。個人事業主400万円以上
  • 借入年数:最長20年まで

フラット35関連住宅ローン

フラット35とは住宅金融支援機構の証券化の仕組みを使った借入方法のことを言います。基本的には金融機関の資金調達方法が違うだけで、契約者が不利になるようなことはありません。

イオン銀行では、このフラット35関連のローンとして下記の5つを提供しています。

イオン【フラット35】

フラット35を使った基本の住宅ローンです。

  • 最大8,000万円まで
  • 最長35年間にわたって借入可
  • 金利は固定金利のみ

借入時点の年収400万円を境に返済額割合が変わります。

フラット35は新規借入でも借換借入でも申し込みが可能です。そのほか、保証会社が住宅金融支援機構などになるなどの違いがあります。

イオン【フラット35】S

省エネルギー性や耐震性等に対応している住宅が利用できるプランです。フラット35をベースにしており、条件を満たせば通常よりも好金利で融資を受けられることになっています。

イオン【プラス】

イオン銀行住宅ローンとフラット35を組み合わせて購入資金の100%を借り入れるプランです。イオン銀行のいい所と、フラット35のいい所を取り入れて住宅ローンを組むことができます。

フラット35つなぎ

フラット35による融資が実行されるまでのつなぎローンです。イオン銀行が着工資金や中間資金を融資してくれて、フラット35による融資が実行された時点で返済します。

イオン【フラット35】(借換え用)

借換え専用のフラット35です。フラット35と基本的には同様の内容になっています。ただし、資金使途は居住用住宅またはセカンドハウスの住宅ローン借換資金となっています。

住宅ローン付随サービス

イオン銀行で住宅ローンを契約すると、下記のような付随サービスも利用できます。

  • イオングループでの買物が毎日5%offになる
  • イオンセレクトクラブ:イオングループ店舗での割引特典や、金利優遇特典が受けられる
  • イオンアシストローン:増改築資金やリフォーム資金などもまとめて借入可能