たちばな信用金庫の住宅ローン一覧

たちばな信用金庫の住宅ローンは、借り換え専用や親子ローン、資産形成ローンなど、バリエーションが豊富です。

新規専用

  • たちばな資産形成ローン:不動産投資向けですが、住宅ローンとしても使えます。

借り換え専用

  • たちばなハウジングローン「200%借換住宅ローン」:5年以上経過したローンは、評価額の200%まで借り換え可能です。

新規・借り換え専用

  • たちばなハウジングローン 「住まいる いちばん」:最長35年、親子ローンも利用可能。
  • たちばなハウジングローン「住まいる いちばんSP.7」:団体信用生命保険にがん特約をつけることができます。
  • しんきん保証基金付住宅ローン:最高借入額は8,000万円まで。
  • たちばな長期固定金利型住宅ローン「フラット35」:全期間固定で、借り換え・親子ローンにも対応可能。

 

『たちばなハウジングローン「住まいるいちばん」』新規借入の場合

たちばな信用金庫住宅ローン
  • 賃貸併用住宅でも利用可能です。
  • 返済方法は元利均等返済方式のみ。
  • つなぎ融資や親子ローンなど、周辺ローンも充実しています。
  • 対応範囲:新規・借り換え
  • 融資額:10万円~6,000万円
  • 融資期間:35年以内

申込み条件

用途

土地および住宅の購入、新築・増改築。これに伴う火災保険料などの諸費用。

賃貸併用住宅も可能ですが、建物面積の半分以上が自己居住用であることが必要です。

賃貸併用住宅は、その名のとおり1つの建物に自分の住居と賃貸用のアパート・マンションを併設したもので、実質的に少ない返済負担で住宅が持てるということで近年話題になっています。

年齢

申込時20~60歳未満、完済時に80歳未満であること。

収入

安定継続した収入があり、以下の勤続年数があること。収入は、同居する家族(配偶者また親、子)1名と合算できます。

合算者も以下の勤続年数を満たしている必要があります。借入者本人か合算者のうち低いほうの二分の一までが対象です。

【給与所得者】

勤続歴2年以上

【自営業者・法人役員】

営業歴3年以上

その他
  • 原則、団体信用生命保険に加入できること。できない場合も要相談です。
  • 保証会社は全国保証株式会社です。
  • 所得合算者は連帯保証人か連帯債務者になります。
  • 対象物件には、第一順位の抵当権が設定されます。

保証料

一括前払いとなります。

事務手数料(金額は税抜きです)

  • 保証手数料が50,000円かかります。
  • 担保設定手数料は、借入額1,000万円以内なら30,000円、超えた場合は50,000円かかります。物件が県外にある場合は10,000円追加になります。
  • 繰上返済をする場合、手数料が3,000円~40,000円かかります。

金利

カードローンを契約し、かつたちばな信用金庫を給与振込口座に指定するか、九州しんきんカードを契約すると、優遇金利を適用することができます。

変動金利

変動金利は、年1回に利率が見直されます。

固定金利

利率が5年に1回見直されるものと、10年に1回見直されるものがあります。

融資までの流れ

申込み前のチェックポイント
  • たちばな信用金庫のホームページからローンシミュレーションができます。
  • 年収、勤続年数など、客観的に証明できる書類を用意しておきましょう。

返済

  • 元利均等返済方式です。
  • 借入額の50%まで、ボーナス併用返済ができます。
  • 年収に対する返済負担の比率が一定の割合になるように計画する必要があります。

    割合は、土地のみ購入の場合と、建物の場合とで違います。例えば年収200万円未満の場合は、返済割合が20%、対象物件が土地のみの場合は10%です。

 

公式サイトはこちら
 

 

『たちばなハウジングローン「住まいるいちばん」』借り換えの場合

上記で紹介した「住まいる いちばん」などでも借り換えに対応しています。

「しんきん保証基金付住宅ローン」で借り換えを利用する場合、3年の返済実績が必要で、直近1年の返済に遅れがないことが条件です。

次の借換専用ローンもあります。

 

たちばなハウジングローン「200%借換住宅ローン」借り換え専用

住宅ローン借り換え

  • 勤続年数は5年以上必要です。
  • 5年以上返済実績があり、1年以内の返済に遅れがないこと。
  • 担保評価額の200%まで借入が可能です。「住まいる いちばん」の場合は100%です。不動産を売却したときにいくらになるか?というのが担保評価額で、主に保証会社が査定します。
  • 返済割合は、年収300万円未満で20%以内、300万円~400万円未満で25%以内、400万円以上で30%以内です。
  • 年収合算はできません。

 

その他の住宅ローン

たちばなハウジングローン「住まいる いちばんSP.7」:借り換え専用

「住まいる いちばん」よりも少し年収要件が厳しいですが、団体信用生命保険に特約を付すことができます。

  • 年収300万円以上であること。合算は、「住まいる いちばん」同様可能です。
  • 対象物件が土地のみの場合は、3年以内に住宅を建てる予定であること。
  • 金利は2年・5年・10年当初固定期間特約型になります。固定期間経過後に金利が見直されます。
  • 団体信用生命保険に、がん特約をつけることができます。その場合金利に保険料を上乗せして払います。がんと診断された場合にも保険がおります。

しんきん保証基金付住宅ローン

  • 地域制限があります。たちばな信用金庫の営業地域に住んでいるか、勤めており、かつ対象物件も営業地域にあることが必要です。営業地域は、長崎県の諫早・島原・大村・長与地区です。
  • 年収が100万円以上あること。
  • 保証会社は、一般社団法人しんきん保証基金です。
  • 借入可能額は、50万円~8,000万円
  • 保証人は原則不要ですが、年収を合算した場合、対象者が連帯保証人となります。
  • 対象物件に担保を設定しますが、必ずしも第一順位でなくてもよい場合があります。
  • 保証料は一括のほか、金利上乗せで支払うこともできます。

たちばな長期固定金利型住宅ローン「フラット35」

  • 信用情報機関の事故情報があると借入できません。いわゆるブラックリストというやつで、クレジットカードなどで返済に遅れがあった時に登録されます。
  • 返済割合は月収に占める毎月の返済額が25%以内であること。
  • セカンドハウスにも適用可能です。週末だけ行く別荘や、単身赴任用のアパート等のことです。
  • 一定の技術基準に適合していることの確認を受け、証明書を取得する必要があります。
  • 一戸建ての場合70平米以上、マンションの場合30平米以上の面積があること。
  • 借入額は100万円~8,000万円。物件価格の90%が上限となりますので、10%以上の頭金が必要です。
  • 金利は全期間固定となります。
  • 返済方法は元金均等返済方式か、元利均等返済方式の二つから選びます。
  • 団体信用生命保険に加入する場合、別途保険料がかかります。
  • 火災保険に加入が必須となります。

たちばな資産形成ローン

不動産投資にも使える独特のローン。

  • 住宅の新築・購入のほか、住宅用土地の購入、アパートや貸店舗の建築費用や土地の購入も対象になります。
  • 対象物件は、たちばな信用金庫の営業区域内にあること。
  • 借入上限額は1億円。
  • 借入期間は、木造の場合25年以内、対価構造の場合は30年以内。中古物件や土地のみの場合は20年以内。
  • 保証会社はつきません。
  • 担保調査手数料が実費でかかります。

 

関連ローン

つなぎ融資

住宅ローン本体の審査が通れば、手付金や工事の前払金を融通できるつなぎ融資を利用できます。

  • 借入金額は、前払いとして必要な金額のみ。
  • 借入期間は最長12ヶ月。

親子リレーローン

たちばなハウジングローンを利用する人は、親子2代で返済する親子ローンを利用できます。

  • 子は連帯債務者となります。借入開始より、親と同等の責任を負うことになります。
  • 年間の返済額が、子の年収の50%以内であること。
  • 年収は親が300万円以上、子が100万円以上あること。
  • 年収合算は、将来返済を引き継ぐ子のみが対象になります。

しんきん保証基金付リフォームローン

リフォーム専用ローン。他金融機関のリフォームローンを借り換えすることもできます。

  • 用途は、住居の増改築や修繕、諸費用および保証料。
  • 借り換えの場合、直近3ヶ月の返済に遅れがないこと。
  • 借入れしたお金は、工事業者に直接振り込まれます。
  • 借入金額は、1万円以上1,000万円以内。
  • 借入期間は最長15年以内。
  • 返済方法は、元金均等返済方式および元利均等返済方式。
  • 必要書類は、運転免許または健康保険証、源泉徴収票または確定申告控えなど収入を証明するもの、見積書など用途を確認できるもの、対象物件の登記簿、通帳および印鑑、借り換えの場合は返済用口座の通帳コピーなど、返済状況がわかるものです。

 

保険について

住宅ローン保険

団体信用生命保険

借入者が死亡、高度障害などの事態に見舞われたときに、残りのローンが保険で支払われるものです。

フラット35などを除いて、住宅ローンに加入する場合は、原則的に加入する必要があります。

特約の取り扱いは金融機関によって異なり、たちばな信用金庫の場合はローン商品によってつけられるものとそうでないものがあります。
 

低利で使い方さまざま、たちばな信用金庫の住宅ローン

たちばな信用金庫の住宅ローンの内容を見て初めに印象的だったのは、賃貸併用住宅でも利用可能だということでした。

「たちばな資産形成ローン」のような商品があることからみても、不動産投資向けのローン販売にも力を入れているようです。

親子ローンも利用可能ですので、例えば賃貸併用住宅の一部を親の住居にするなど、いろいろな利用方法が考えられます。

団体生命保険の特約が限られているなど、付帯サービスの部分では心もとないところもありますが、金利が低いので借り換えでメリットを狙うこともできます。