楽天銀行住宅ローン　フラット35

  • 対応範囲：新規・借換
  • 融資額：1万円単位で100万円～8,000万円（住宅建設費・購入価格の100％以内）
  • 融資単位：1年単位で15年以上35年以内

申込み条件

用途

  1. 本人または親族が居住する新築住宅の建設費用・購入費用
  2. 本人または親族が居住する中古住宅の購入費用
  3. 本人または親族が居住するセカンドハウスの購入費用

年齢

申込時年齢が満70歳未満で、完済時年齢が満80歳未満の方

収入

【給与所得者】
  • 年収400万円未満の方は年間返済割合が30％以下である方
  • 年収400万円以上の方は年間返済割合が35％以下である方
【法人役員、自営者】
  • 年収400万円未満の方は年間返済割合が30％以下である方
  • 年収400万円以上の方は年間返済割合が35％以下である方

※年間返済割合とは1年間の年収に占める返済額（フラット35とその他借入金を合わせた額）の割合のことです。

地域制限

北海道、本州、四国、九州、沖縄本島および淡路島が対象になっています。離島は含まれていません。

その他

フラット35を契約するにあたり、そのほかに下記の条件も満たす必要があります。

  • 契約者が日本国籍を有する、または永住許可等を受けている方
  • 住宅金融支援機構の定める技術基準・維持管理基準に適合しており、必要な検査に合格できる住宅であること
  • 住宅部分の面積が一戸建ての場合は70平米以上、マンションの場合は30平米以上あること
  • 住宅建設費・住宅購入価額が1億円以下であること

担保と保証人

フラット35を利用する場合、住宅金融支援機構が融資対象不動産（物件・敷地）に、第1順位の抵当権を設定します。住宅金融支援機構を利用するため保証人は不要です。

住宅金融支援機構の定める火災保険に加入する必要があります。借地権等の関係で抵当権を設定できない場合は、保険金請求権に対して住宅金融支援機構が質権を設定します。なお、火災保険は契約者が負担する必要があります。

保証料

住宅金融支援機構への保証料は不要です。

事務手数料

楽天銀行でフラット35を利用する場合は、下記の事務手数料が必要です。

  • 融資事務手数料：借入額 × 1.10%（税込）※
  • 繰上返済手数料：無料（1回あたり10万円以上）

※楽天銀行口座以外の口座を返済口座として使用すると借入額 × 1.430%(最低金額は税込110,000円)

金利

楽天銀行でフラット35を契約する場合、金利タイプは固定金利方式のみの取り扱いになっています。変動金利型は選べないので注意が必要です。なお、金利は申込時点のものではなく、借入時点のものが適用されます。

返済方法は元利均等毎月返済（毎月の返済を一定額にする）と、元金均等毎月返済（毎月の返済を逓減させる）の2つがあります。また、融資金額の40％まで6か月ごとのボーナス払いも併用可能です。

口座引き落とし日は毎月5日となっていますが、契約上の約定返済日は毎月14日になっています。返済口座は（一部を除き）全国にある金融機関から選べます。

変動金利型

フラット35では変動金利型を選択することができません。変動金利型を希望する場合は『住宅ローン（金利選択型）』や『固定と変動』といったプランを選ぶ必要があります。

固定金利型

フラット35の固定金利型は全期間固定金利タイプになっています。固定金利の適用利率は毎月設定され、契約時点のものが最終返済まで継続します。金利は借入期間と借入割合によって適用される利率が変わります。

借入期間は「15年～20年」と、「21年～35年」の2つに分かれており、「15年～20年」の方が「21年～35年」よりも低金利で融資を受けられます。また、借入割合は「90％以下」か「90％超」に分けられており、「90％以下」の方が「90％超」よりも低い金利を適用されます。

融資までの流れ

事前審査申込 ⇒申込書類提出 ⇒ 必要書類提出 ⇒ 契約手続き ⇒ 融資実行

申込み前のチェックポイント

1. 楽天銀行でフラット35を申し込む場合、最短でも35日程度は日数を要します。事前審査に8日～11日、本審査に7日～14日、契約に20日～30日程度です。混雑状況などによっても変わりますが、余裕を持った行動を心がけましょう。

2. 楽天銀行の場合はウェブサイト上から申込手続きをとることが可能です。24時間受け付けはしているので、忙しい方も時間のある時を見つけて、手続きを進めておくといいでしょう。

3. 事前審査の段階では源泉徴収票などの「前年・前々年の所得証明書類」、物件パンフレットなどの「物件概要資料」、会社案内などの「勤務先概要資料」が必要です。あらかじめ用意しておくといいでしょう。

4. 住宅ローンを契約する場合、購入費用だけでなく税金や手数料、保険料なども発生します。これらのトータル金額を確認して、無理のない返済計画を立てるようにしてください。

5. 楽天銀行ではSkypeによる相談も受け付けています。不明点などがあれば、事前に予約を済ませておき確認しておくようにしましょう。

その他サービス

機構団体信用生命保険

団体信用生命保険へは原則として加入する必要があります。機構団体信用生命保険とは被保険者が死亡した場合、または障害・疾病により高度障害になった際に、保険金が住宅ローンに充当されるものです。これにより住宅ローンの残債務を全額弁済されます。なお、特約料は毎年年払いになっており、加入者が負担する必要があります。

3大疾病特約付機構団信

3大疾病特約付機構団信とは機構団体信用生命保険に加えて、3大疾病が原因で一定要件を満たした場合に保障される保険です。3大疾病特約付機構団信の場合も、保険料を支払う必要があります。3大疾病の保障内容は下記の通りになっています。

がん

保険期間中に所定の悪性新生物に疾患したことを、医師から診断確定されたときに保険金が支払われます。

急性心筋梗塞

保険期間中に急性心筋梗塞を発病し、60日以上にわたって労働制限を必要とする状態が継続したと医師から診断されたときに保険金が支払われます。

脳卒中

保険期間中に脳卒中を発病して、50日以上にわたって言語障害や運動失調などの多覚的な後遺症が継続したと医師から診断された際に保険金が充当されます。

夫婦連生団信（デュエット）

夫婦連生団信とは夫婦のいずれか一人が主債務者として、もう一人が連帯債務者として契約した場合に利用できる保険です。夫婦のいずれかが死亡、もしくは高度障害状態になった場合に保険金が充当されます。夫婦連生団信の場合も特約料が発生し、契約者が負担しなければなりません。

失業保障・入院保障特約

楽天銀行では万が一に備えて失業保障・入院保障特約を用意しています。失業保障・入院保障特約とは、契約者が非自発的に失業したり、病気やけがで入院した場合に一定期間の返済額分の保険金が支払われる特約です。1回あたり最長6か月分の保険金を受け取り、通算で最長36か月分の保険金を受け取れます。なお、特約料は契約者が負担する必要があります。

火災保険

楽天銀行には住宅ローン専用火災保険も取り扱っています。3つの引受保険会社から保険商品を選ぶことができ、団体割引と大口割引といった専用割引が適用できるプランになっています。なお、火災保険の保険料は契約者が負担しなければなりません。

収入合算・親子リレー返済

楽天銀行では契約者が住宅ローンを組みやすいように、収入合算や親子リレー返済などの契約も受け付けています。

収入合算

主契約者の収入に、同居される親族の方の収入を合計できる契約方法です。収入合算する人は連帯債務者として扱われます。

親子リレー返済

70歳以上の方が、子供と協力して契約する方法です。子供の年齢で審査が受けられるので、年齢制限を受けずに済むようになります。

お問い合わせ方法

楽天銀行でフラット35について相談したい場合は、下記のような方法で問い合わせることできます。

  1. Skype住宅ローン相談
  2. 電話窓口
  3. 住宅ローンセンター

1. Skype住宅ローン相談

事前予約をしておくことでSkype（ビデオ通話）でも住宅ローンの相談ができます。土日祝日を問わず9時から21時代まで営業しており、忙しい方でも都合を合わせて相談可能です。混雑する季節、時間帯もあるので、余裕をもって予約おくことをおすすめします。

2. 電話窓口

楽天銀行では専用ダイヤルを用意しており、電話口での相談にも対応をしています。営業時間は平日・土日9時～17時となっており、相談しやすくなっています。Skype相談のやり方がわからない方などは、電話窓口から相談してみるのもいいでしょう。

3. 住宅ローンセンター

楽天銀行では東京住宅ローンセンターと、福岡住宅ローンセンターの2か所もあります。来店にて相談したい場合には、住宅ローンセンターを活用してみるのもいいかもしれません。

借り換え時：フラット35

楽天銀行のフラット35は借換にも対応しているプランです。借換は、ある住宅ローンから、別の住宅ローンへと組み替える手続きを言います。基本的には新規借入と同じですが、下記のように異なる点もあるので確認が必要です。

申込み条件

年齢や年間返済割合などの条件が設定されているほか、現在の住宅ローンの返済実績も確認されます。借換申込時点において1年以上の返済実績があり、借換申込までの直近1年間は正常に返済できている方となっています。

また、当初の住宅ローンの借入額が100万円～8,000万円以下であり、かつ、当初の住宅建築費・購入価格の100％以内であることが条件です。つまり、余分な借り入れがある場合には借換えできません。

融資条件

借換借入でも最大8,000万円の融資が受けられます。ただし、上限は借換の対象になる借入の残額か、担保評価額の200％のどちらか低い方になります。

また、融資期間は最長35年になっていますが、「80歳－借換申込時年齢」または、「35年－当初住宅ローンの経過年数」のいずれか短い方が上限となっています。なお、この期間が15年より短い場合は、借換借入を利用できません。

必要書類

借換借入の際にも所得証明書類、物件概要書類、勤務先情報などがわかる書類を用意しなければなりません。そのほか、借換時には住宅ローン返済予定表、借入残高、最終返済予定年月がわかる資料を用意する必要があります。

申込み時のチェックポイント

借換することによって、最終的な総返済額を少なくできる可能性があります。もし返済残高1,000万円以上、ローン残存期間10年以上、金利差1.0％以上ある場合には、一度専門のオペレーターに相談したほうがいいかもしれません。

その他の住宅ローン

楽天銀行の住宅ローンにはフラット35以外のプランも用意されています。

住宅ローン（金利選択型）

住宅ローン（金利選択型）は別途詳しく紹介していますので、そちらを参照してください。

フラット35S

フラット35Sは新築予定・購入予定の住宅が一定の技術水準を満たすのであれば、通常よりも優遇金利にて住宅ローンが組めるプランです。フラット35Sには2つのタイプがあるので、それぞれを解説します。

金利Aプラン

金利Aプランは、次のいずれか1つ以上の基準を満たす住宅のことを言います。こちらは新築住宅でも、中古住宅でも共通の基準になっています。

  • 認定低炭素住宅
  • トップランナー基準に適合する住宅
  • 一次エネルギー消費量等級が「5」の住宅
  • 耐震等級が「3」の住宅
  • 高齢者等配慮対策等級が「4以上」の住宅
  • 長期優良住宅

金利Aプランを満たすと、借入当初10年間は金利が0.3％割引されます。

金利Bプラン

金利Bプランは、下記のいずれか１つ以上の基準を満たす住宅のことです。下記のものは新築住宅、中古住宅でも共通の基準です。

  • 断熱等性能等級が「4」の住宅
  • 一次エネルギー消費量等級が「4以上」の住宅
  • 耐震等級が「2以上」の住宅
  • 免震建築物
  • 高齢者等配慮対策等級が「3以上」の住宅
  • 劣化対策等級が「3」で、維持管理対策等級が「2以上」の住宅

また、中古住宅の場合は下記の基準も1つ満たしておく必要があります。

  • 二重サッシ・複層ガラスを使用した住宅
  • 建築住宅性能評価書の交付を受けている住宅
  • 浴室及び階段に手すりが設置された住宅
  • 億室の段差が解消された住宅

金利Bプランの条件を満たすと、借入当初5年間は金利が0.3％割引されます。

固定と変動

フラット35と変動金利タイプを組み合わすプランです。変動金利の割合を10％、30％、50％のいずれかから選択することができ、固定金利と変動金利のメリットを生かして住宅ローンを組むことができます。フラット35の金利負担を抑えたいと考えている場合には有効なプランと言えます。

つなぎローン

フラット35やフラット35S、固定と変動で、実際に融資が行われるまでのつなぎとして使えるプランです。最大500万円を土地取得資金、着工金、中間金の3回まで分割融資を受けられることが特徴です。なお、実際にフラット35などの融資が実行されたら、一括返済しなければなりません。

住宅ローン付随サービス

楽天銀行でフラット35などの住宅ローンを契約すると、下記の付随サービスも利用できます。

住宅ローンシミュレーション

年収や返済額、借入希望額から試しにローン計画が立てられます。

ハッピープログラム

住宅ローンの返済銀行口座を楽天銀行にすると、通常よりも低い金利にて住宅ローンが組めます。

楽天スーパーポイント

楽天内で利用できる会員向けポイントサービスです。

楽天銀行マイページ

残高確認や、繰上返済の申込みなどの手続きを申し込めます。
 

 

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