手軽に始められる副業として人気が高いネット販売ですが、販売方法は様々です。
今、サラリーマンの副業などで、注目を集めているのが”転売”です。仕組みは単純で、”商品を安く仕入れて、高く売る”、ただそれだけです。安く仕入れて高く売る、それよりも、持っている不要なものを売って利益を得る方がオトク！
とネットオークションなどを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか？利益を得る方法としては、基本は同じです。ただ、ネットオークションの場合は、もともと自分が持っているものを売る、という形で、販売目的で購入したものではないですよね。
今回ここで、ご紹介するのは、最初から、販売することを目的として、商品を仕入れ（購入して）、利益を得る“転売”です。
商品の内容も様々ですが、今、人気のパソコン・カメラなど一般品を転売して稼ぐ方法をご紹介していきたいと思います。
アニメグッズ、限定もののDVDや、貴重品など、プレミアがついた商品の転売については、別途ご紹介していきますので、こちらでは、一般商品の転売をピックアップしていきます。
パソコン・カメラの転売とは？
パソコンやカメラの転売で収入を得て、独立した！なんて記事を読んだことはありませんか？そんなに簡単に利益を得ることができるの？と興味深々の人も多いでしょう。
パソコンやカメラなどの家電製品、通常のDVDやCD、本、漫画などと、取り扱う商品は様々です。転売でポイントとなるのは“仕入れ”です。商品を安く仕入れて、高く売る、売れればその差額が利益となります。
せっかくやるなら利益は少しでも多く出したい！と思うものです。例えば1冊100円で購入した本を、200円で売っても利益はたったの100円。この本を売るまでの手間暇を考えたら、本当の利益なんてないに等しい。確かに、数を売りさばいていけば利益も膨らんできます。
しかし、それが果たして副業で稼ぐ！という目的を果たしているのかとなると、ちょっと疑問を感じてしまいますよね。そんなときに、考えるのは“稼げる商品＝利益が大きく出る商品”を選ぶことです。当たり前のことなのですが、見落としがちな部分でもあります。利益を大きく得るためには、それだけリスクもついてくるものですから。
転売の中でも高い利益が得られるというカメラを例にあげてみましょう。先ほどのピックアップした本の転売では、50,000円の利益を得るためには、50,000円÷100円＝500冊！なんと500冊を販売しないと、50,000円を手にすることはできません。
時間もあり、コツコツ作業するのが楽しいという場合は、それでもいいでしょう。ですが、副業の目的には、ガッツリ稼ぎたい！という人も多いはずです。カメラの転売は、たった1コの仕入れでオークションで販売しただけで、50,000円の利益を得ることも珍しくないのです。
もちろん、カメラの種類にもよりますが、平均的に1コ販売するだけで数万円稼げるという数字が多いのも事実です。こうなると、売れるカメラを吟味して確実に売っていけば、利益をしっかりゲットするというのもお手軽に感じませんか？
しかし、カメラを転売するということはカメラについての専門的な知識が必要なのでは？と不安になる人もいるかもしれません。しかし、ポイントを抑えて仕入れをすれば、専門的な知識がなくても、割と簡単に利益を得ることができると言われています。
仕入れを通して、自然とカメラにも詳しくなっていくので、稼ぎながら学べるという利点もあるようです。もちろん、最初からカメラの知識があると、便利なことは間違いありません。しかし、知識がないからといって、諦めなくても大丈夫と聞けば、少し、興味が沸いてくるのではないでしょうか。
始めるためには
ここではカメラの転売を例に挙げて、副業として始めるための条件をご紹介していきます。
能力・技術
カメラの基礎知識。あったほうがベターですが、なくても大丈夫です。ポイントは仕入れにあり！カメラそのものについて知ることよりも、“売れるカメラ”を選ぶこと、仕入れることにポイントがあります。
カメラそのものに興味があったり、カメラの転売をはじめてみようと思った人にしか、その需要はあまり知られていないかもしれません。
しかし、「カメラ転売で儲ける方法」などがわかりやすく書いてある書籍も意外とたくさん出ています。カメラ転売をはじめてみようかなと思う人は、まず1冊、簡単なものでいいので、目を通してみることをおすすめします。
【おすすめの参考資料】
「1日15分で月10万稼ぐ カメラ転売」
初心者にもとても読みやすく書かれています。カメラ転売の流れを知りたい人向け。導入本としておすすめです
「アマゾン ヤフオク! 転売で給料以外に月15万円稼ぐ!」
カメラだけでなく、パソコン、家電、本、DVDをアマゾンやヤフオクで転売する方法が書かれています。仕入れの方法、販売の方法、転売で稼ぐ基礎知識を身につけたい方におすすめです。
必要なもの・初期投資
転売に必要なものは、商品を確保する“仕入れ代金”です。利益を大きくあげようとすれば、それなりの費用をかけて商品を仕入れる必要があります。カメラであれば、数万円のものから数十万円のものまで。
値段の幅もかなりありますし、1コだけでもそれなりに購入費用がかかります。しかし、利幅も大きいので、これは必要経費と割り切って準備すべきものです。
もちろん、手始めにいきなり数万円を注ぎ込むのは心配という人は、本やDVDといった比較的仕入れ値の安いものからはじめてみてもOKです。
ただし、“稼ぐ”ということを最終目的としているのであれば、本や、DVDを数冊ずつ販売してては、副業として成り立たないということを頭に入れておきましょう。
ネット環境は必須です。転売をする際におすすめのサイトは後ほど紹介いたしますが、ネットで販売するのが基本です。
仕入れはネットで行ったり、実店舗に行ったりと様々ですが、実店舗の情報収集なども、ネットで行うのが基本です。そのため、ネット環境、パソコン、そして、商品の写真を撮影し、販売サイトへ情報をアップするといったPC操作ができることが必須条件となってきます。
その他の条件
何を販売するかにもよってきますが、“売れるもの”がわかる人は転売にとても向いています。目利きができる人、売れるものが瞬時にわかる人っていますよね。そういう人はとても向いています。
そして、何が求められているのか、今、売れているものは何かという“トレンド”がわかっている人、情報収集がきちんと出来ている人は、転売に向いています。
仕事内容を徹底解剖！
何を売るのか、どんなものが売れるのか
カメラを例に挙げて説明してきましたが、ここでは、どんなものが転売に向いているのか、どんなものが売られているのかについてご紹介していきたいと思います。
- カメラ
- パソコン
- 本
- DVD
- 家電
- 洋服
- ファッション小物
- バッグ
こういったものが転売サイトなどでよく取引されている商品です。ただしここではプレミアのついた限定品などは除いています。あくまで商品を仕入れて転売するということをベースに置いて説明していきたいと思います。
転売と聞くとやり取りをする場所はオークションを思い浮かべる人も多いかもしれません。オークションでは、自宅にある使わないものなども出品することができます。
この場合、商品購入時にはお金はかかっていますが、使うことを目的として買っているので、仕入れとはちょっと意味合いが変わってきます。
買っても使わないものが自宅に溢れているという人以外は、出品する品数に限りが出てくるものですよね。ここで紹介していく転売では、取り扱う商品は“仕入れる”が基本になります。
ここで、仕入れの方法についてご紹介していきたいと思います。転売商品は新品でなければならないということはありません。
中古でなかなか手に入らないものなどを販売すると、利益もグンと上がる場合があります。また、本やDVDなどは、アウトレットや新古品（新品で開封せずそのまま保管してあったもの。）で安く購入して、販売する方法もあります。
ブックオフなどで中古品を仕入れて販売する方法も人気があるのだとか。数をたくさん売る必要がありますが、転売の導入編としては、誰もが手を出しやすい商品です。
みなさんは“せどり”という言葉をご存知でしょうか？最近では、メディアで取り上げられることも多くなってきているので、聞いたことがあるという人も多いと思います。
また、転売に興味を持っていれば、耳馴染みのある言葉かもしれません。“せどり”は転売とほぼ同じ意味として考えていいでしょう。細かく分けている人もいますが、要するに、高く売れそうなものを仕入れて売る、それがせどりです。せどりというと、
以前は、実店舗で商品を仕入れて、アマゾンやヤフオクなどで販売するという方法がメインでしたが、最近では、先程も少し触れたように、ネットで仕入れてネットで売るという方法が主流となってきています。以前から知られているせどりと分けて考えるために、『電脳せどり』などと呼ぶ場合もあります。
では実際にどんな場所で仕入れて、どんな売り方をするのか、ご紹介していきたいと思います。
| 仕入れる場所 | 販売する場所 |
|---|---|
| BOOKOFF フリーマーケット リサイクルショップ ディスカウントショップ ヤフオクなどのオークションサイト アマゾンマーケットプレイスなど |
ヤフオクなどのオークションサイト アマゾンマーケットプレイス 個人サイトなど |
仕入れ
転売におすすめのサイトに関しては、後ほどURLも含めてご紹介しています。ここでは仕入れについて少し触れておきたいと思います。
家電、DVD、CDなどを仕入れる際には、家電量販店やディスカウントストアでセール品や特価品を仕入れるのがおすすめですが、安売りの時期がわからないですよね。決算在庫一掃セールといったわかりやすい時期に値下がりする場合もありますが、タイミングがイマイチつかめない商品かもしれません。
家電の中には、“季節家電”というものがあります。普段使用している季節家電も、シーズンオフの時期を狙って購入するという人も多いのではないでしょうか。しかし、シーズンオフよりももっと狙い目の時期があります。それが、シーズンは入りたての時期です。これから本番！という時期に安くなるものなんてあるの？と疑問に思うかもしれませんが、あるのです！
例えば、夏物家電。エアコンや扇風機が大活躍してくるのは7月中旬以降ですよね。その少し前、6月下旬～7月上旬が狙い目です。新商品のために陳列するスペースを確保する必要があるため、旧モデルが値下がりします。この時期を狙って旧モデルを格安で購入するのがおすすめです。
実は、家電量販店では、こういった季節家電だけではなく、もう一つ旧モデルが安くなる時期があります。それが、新商品発売のタイミングです。新商品発売前には、旧モデルがグンと値下がりするケースが多いですよね。
転売の商品として興味があるアイテムの新商品発売をチェックするのもおすすめですが、インターネットには便利なサイトもあります。それが「価格.com」です。
商品を購入する際に、一番安く手に入るお店を探すときに利用している人は多いのではないでしょうか。転売する際の価格設定の参考にもなる上に、新製品のニュースが出ているので、最新情報と価格情報、販売されているサイトなどをまとめてチェックできるので、とても便利です。
パソコンやスマホの新モデルが販売されるとき、一緒に値下がりしているものが他にあることにお気づきでしょうか？そうです、付属品やアクセサリーの類です。
店頭では、新商品推しになるので、旧モデルの付属品などを目にすることがなくなりますよね。買い替えに行ったときに、店頭では取り扱いがありませんなどと言われた経験はないですか？そんなとき、どこで購入しますか？ネットオークションなどで、ちょっと高値で売られているといったケースに遭遇したことあるのではないでしょうか。これは転売のチャンスです。
店頭で入手困難になった旧モデル関連商品。まだまだ旧モデルを使用している人が多ければ需要はかなりあるはずです。ここでポイントは、“売れる”見込みがあれば、仕入れはある程度多くても問題はないでしょう。
しかし、仕入れたものが思ったように売れずに手元に残ってしまった場合、在庫を抱えたくなければ、仕入れ値よりも安く売って利益なしどころか、損失が出てしまうというケースも考えられます。安いからといっても売れる見込みがわからない場合は、数多く仕入れるのは控えるようにしましょう。
その際に、参考になるチェックサイトがあります。商品別に出品数、購入数、そして、購入価格が確認できたり、過去にどんな商品が、どのくらいの値段で取引されたのかなどをチェックすることができます。
人気がある商品だからと言っても、出品数が多ければ、売れ残る可能性は大です。需要があって、出品数が少ない商品を見極めて仕入れる！これが、転売で成功する仕入れ方法のコツのひとつと言えるでしょう。
副業：転売（パソコン等）の将来性
～転売（パソコン、カメラなど一般品）サイトは手軽で人気～
誰でも気軽に参加できるオークションサイトの人気は衰え知らずといったところです。ネット環境さえあれば、会員登録などをすれば簡単に利用できます。
以前は、トラブル等も多く見られたオークションですが、最近では、だいぶ少なくなってきていますし、サイトの種類はそれほど増加していませんが、安心して使えるサイトが増えてきているので、利用者数は増加傾向にあると言えるでしょう。
いくら稼げる？費用は？
売上
売上は取り扱う商品によってだいぶ差が出てきますが、カメラやパソコン、家電などのように価格の高いものを取り扱えば、利益もそれだけ大きくなる場合がほとんどです。特にカメラは、利益が大きく出る商品として、カメラだけを専門に転売をする人も多い人気のアイテムです。
商品仕入れ代
商品を販売するわけですから、仕入れ代はそれなりにかかります。家電、カメラ、パソコンのように単価が高くなくても、DVDやCD、本などを販売する場合には利益をたくさん得るためには、販売数で勝負しなければいけません。そうなれば当然仕入れ数が増えるので、仕入れ代金も増えるということになります。
商品を管理する場所
取り扱う商品の種類、大きさ、量などで変わってきますが、商品を保管しておくスペースが必要になってきます。倉庫スペースが確保できない場合でも、アマゾンのように倉庫を貸してくれるケースもあります。アマゾンでは、手数料さえ支払えば、商品を倉庫に保管、そして、発送の手続きまでしてくれるサービスがあります。プロに梱包や発送をお願いできるのは、心強いですよね。
ただし、手数料が高い！という声も多いので、料金については、予算や利益としっかり相談して、商品によって使い分けるというのもひとつの方法かもしれません。
おすすめサイトは？
仕入用
価格.com
http://kakaku.com/
モノレート
オークファン
転売用
ヤフオク！
http://auctions.yahoo.co.jp/
オークションといえばここ！利用者数も多いので安心して利用することができます。Yahoo！ショッピングで貯めたポイントを使うこともできるので、とても便利です。商品仕入れにも使えるという点もおすすめです。
amazon services
http://services.amazon.co.jp/
アマゾンでは、大口、小口と出品形態を選ぶことができます。倉庫サービスや、配送サービスなど手数料さえ払えば、いろいろなオプションサービスを利用することができます。
商品についてのクチコミ、コメントなどもチェックできるので、お客様（購入者）の声、求めているものがわかる便利なサイトです。アマゾンなら安心！という購入者も多いので、商品選びさえ間違わなければ、売れる確率も高いサイトと言えるでしょう。
名楽天オークション
http://auction.rakuten.co.jp/
楽天にもオークションサイトがあります。ヤフオクほど浸透していないイメージですが、最近、じわじわと人気が出てきています。こちらも、楽天市場で貯めたショッピングポイントが利用できるので、仕入れに使えて便利です。
こんな人におすすめ
なにか副業をやってみたいな？という人にとっては、最初の副業としてはお手軽でおすすめと言えます。今回ご紹介した転売（せどり）は、基本的な方法ですが、実は、転売は、少しずつ形態を進化させていき、幅広いビジネスへとつなげていくことが可能な副業です。
リサイクルショップや個人輸入と絡めたり、ものづくりが趣味という人は、仕入れ商品をいくらでも広げて、増やしていくことが可能です。
始まりは手軽でも、気づけば立派な副業、そして、そこからひとつのビジネスになるという可能性を秘めています。将来的には独立を考えているという人にもおすすめと言えるでしょう。
