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副業を探す時の基準はなんですか?副業であれば、時間がたっぷり取れる会社が休みの日、つまり「休日だけOK」、そして、やっぱり報酬的にもおいしいお仕事、「日給、時給高めです」といった触れ込みですよね。

そんな文字をたどっていると“資格試験の監督“に行きあたります。みなさんも見たことあるのではないでしょうか。確かに、資格試験は学校や会社がお休みの土日に開催されることが多いものです。

そして、なんといっても日本には資格試験がとにかくたくさん開催されています。その資格試験に必要とされるのが試験監督です。副業としての試験監督について詳しく紹介していきたいと思います。

仕事内容を徹底解剖!

土日、そして祝日を中心に稼ぐことができる働いている人にぴったりの副業といっても過言ではないでしょう。資格試験を受験した経験がなくても、高校、大学などの入学試験でほとんどの方が試験監督の仕事は目にしています。試験中はほぼ椅子に座ったままで、ときどき歩いて見回る程度のお仕事なので、休みの日に働くといっても、ほとんど体力は必要としない上に、疲れません。

仕事内容は?

試験によっても変わってきますが、資格試験の監督には次のような仕事もあるケースがあります。

  • 試験前に試験内容を説明する
  • 試験問題、答案を配布する
  • 試験開始、終了の合図をする
  • 試験中の見回り
  • 答案の回収

といった細かい試験のサポートも行います。もちろん試験中は、受験生のケアをすることもあります。試験中に具合が悪くなってしまう人が出たら、医務室へ連れて行く、筆記用具を落としてしまった受験生に代わりの筆記用具を渡す、室内の温度調節など、受験生が快適に試験を受けられるように、細やかに気配りをする必要があります。

試験中以外でも、会場近くで受験生を誘導したり、試験会場内でも試験を行う教室や部屋などに案内したりといった仕事もあります。

試験会場には、大学や専門学校等の教室が使われることが多く、広い教室もあるので、受験生の数によって、試験監督が複数人になるケースもあります。会場が広くても、さほど体力を使うことがないので、休日の副業に向いていると言えるのでないでしょうか。

基本、経験がなくてもできる!というのが資格試験の監督です。サポートなども行いますが、監督している時間のほとんどは、時間が経つのをひたすら待つといった状態です。じっとしているのが好きという人には向いていますが、当然、資格試験中なので、待っている時間でも好きなことができるわけではありません。静かにじっと待つのが苦手な人、座っていると体を動かしたくなる人には向いていません。何もしないでボーッとしているのが好きという人には、おいしい!と思える仕事でしょう。

ほぼ座りっぱなしの試験監督もあれば、試験中、机の上に置いてある受験票の顔写真と受験者の本人確認をするという大切な仕事がある場合もあります。これは、意外と難しく、受験生の邪魔をしないように、しかし、しっかりと本人であるという確認をするという責任ある仕事内容になります。

さきほど少し触れましたが、試験前に試験の内容を説明したり、試験開始、終了の合図をするのは、試験監督を何度か経験している人になります。初めて参加する人や、まだ数える程度しか経験がないという人は、メインの試験監督のアシスタントとしてサポートに回るという場合が多く見られます。

資格試験ともなれば、試験中に不正行為などと遭遇することはまずないのですが、もし仮に起こってしまった場合には、マニュアルがあるので、それに沿った注意を促し、対応をすれば問題なく務まります。経験が必要な類の副業ではないので、割と気軽に、そして、安心して始められるというのも、拘束時間の短さ、高報酬と並ぶ魅力のひとつかもしれません。

探し方

では、実際に資格試験の監督の仕事はどのように探せばいいのでしょか。簡単な方法とは、求人サイトをチェックすることです。ここで1つチェックポイントです。資格試験の監督は、人気のある仕事のひとつです。なので、募集をかけると、短期間で定員終了といったケースも多いのが特徴です。

特別に資格や経験もいらないので、申し込み順で定員になり次第締め切るといった場合が多いので、サイトが更新される日はもちろんのこと、細かくチェックしておくことをおすすめします。求人誌などにも掲載されますが、更新頻度や最新情報がチェックできるのは、誌面よりサイトです。

求人サイト以外でも仕事を探すことができます。資格試験を行う団体、学校などのホームページをチェックすることです。資格の専門学校、予備校などでは、資格試験の監督の他にも、模擬試験などの監督募集もあるので、資格試験にこだわらずに、試験監督という仕事は意外と多く求められています。日本は試験大好き!の国なので、その数だけ試験監督も必要というわけです。

試験監督のこれから~求人は増えている

さきほども少し触れましたが、日本は試験大好き、資格大好きな国なので、求人はどんどん増えているといっていいでしょう。弁護士、会計士、税理士、行政書士といった受験者数も多く、定番の人気資格試験から、今までなかったような新しい資格も出てきています。

パソコンやインターネット関連の資格は、当然、近年急増した試験のひとつですし、美容業界なども次々と新しいサービスが生まれているので、それに合わせた資格試験が出来たりしています。当分の間、資格試験の数は増加傾向にあると思っていて大丈夫と言えるでしょう。

いくら稼げる?

試験の多くは、拘束時間は数時間程度なので、お手軽ですし、報酬も高めが多いのがほとんどです。時給換算すると、少し幅が広くなりますが1,400~2,000円程度が目安と言われていて、数時間働いて10,000円の報酬を得るということも珍しくありません。

また、試験の種類にもより報酬額はかわってきます。学生でも応募できるアルバイト扱いとなってくると、時給が割と安めに設定されている場合が多いです。

しかし、資格試験ではスーツを着用して、音の出ない靴を履く!というのが監督時のいわばドレスコードのようなものです。となると、学生は慣れていないスーツを着て、音を出さないように歩く、なんだか息苦しいと感じてしまい、応募しないケースが増えます。

資格試験は、受験者に対して不快感を与えてしまってはいけません。服装、髪型も含めた身だしなみをしっかりすることが求められます。資格のイメージを悪くしないように、そのへんは主催者側が必ず守るべきこととしてあげるケースが多いのです。

となると、サラリーマンは、普段通りの格好でいいので、逆に楽!と感じ、応募もしやすくなるものです。そういったスーツ着用のきちんとした資格試験は、学生が応募できないといったケースもあって最初から、報酬が高めに設定されていることが多いのです。

学生が応募できない仕事は、高めの報酬の仕事を、倍率低めでゲットできる、おトクなケースとなるわけです。

また、資格試験は1年中行われていますが、12月、2月がいちばん多く開催させる繁忙期となります。アルバイト情報サイトなどでチェックすると、この期間にグッと求人が増えるのが確認できるはずです。

試験監督をガッツリと確保したいので、報酬も高めになるので、狙い目です。経費はほとんどかからないので、報酬=売上となります。

おすすめサイトは?

大手求人サイトでも、「バイト」募集系で探すことがポイントです。とにかくこまめに!これが資格試験の監督の仕事をゲットする近道です。登録制を設けているところを積極的に利用しましょう。人気のアルバイトなので、複数社登録しておくことをおすすめします。

マイナビバイト

http://baito.mynavi.jp/

急募.com(ヒューマントラスト系)

http://www.kyubo.com/

バイトル

http://www.baitoru.com/

シゴト.in バイト

http://shigoto.in/baito/

その他、各資格試験を行う主催者のホームページ、資格の専門学校、予備校などのホームページのチェックをこまめにしておきましょう。

今、募集がなくても、資格試験のスケジュールもわかるので、とても便利です。少し、報酬は下がるかもしれませんが、模擬試験などの監督も募集しているケースがあるので、併せてチェックしてみるといいかもしれません。

試験監督として、いい評価が得られると、次もまた声が掛かるといったケースも少なくありません。何もしなくていい、楽な仕事ですが、丁寧にこなすことで、次の仕事に繋がるということも頭に入れておきましょう。

こんな人におすすめ

誰でもできるお手軽仕事ですが、意外と向き不向きが出るのではないでしょうか。

  • 数時間静かにしていることが苦痛ではない
  • 休日にスーツを着ることに抵抗はない
  • スーツに合わせた靴で音を立てずに歩くことができる
  • 受験生が気持ちよく試験が受けられるように気配り・配慮ができる
  • 体力に自信がない
  • できれば体力を使いたくない

これらの条件をクリアした人には断然おすすめの副業です。試験によっては拘束時間がかなり短いものもあるので、休日にお小遣い稼ぎ!という感覚で始められます。頑張る受験生をサポート!というちょっと役に立って感覚が味わえるのもおすすめポイントかもしれません。