目次
『アプラスマイカーローン』とは?
金利幅が広いSBI新生銀行「アプラスマイカーローン」は借入れ金額は10万円以上500万円以内と若干低めの設定ですが、アプラスカード会員はさらに割引された金利で借入れできます。
車を購入するにあたっては、ローンが組めるかどうかとともに、いくらのローンだったら組めるのかが重要な問題となります。
この点、SBI新生銀行のアプラスマイカーローンでは、事前審査で借りられる金額がわかりますので、その結果に合わせて購入車種を決定することができます。
その事前審査の際には書類が不要というメリットもあります。事前審査の有効期限は30日間です。その間に本申込みがない場合は事前審査は取り消しとなります。(事前審査を申し込んでおき、結果にかかわらず放置しておいても構いません)
また、銀行ローンに比べ、審査結果が早くわかります。Webサイトから申し込んで、おおむね60分以内に事前審査の結果が出ます。(19時以降の場合は翌日)
最低金利がかなり安く設定されていますが、使いみちに二輪車や自転車が含まれていない、申込み者本人しか使えないなど、縛りのある部分もあります。
申込前に押さえておきたいポイント
金利
- 固定金利:年1.9%~年7.9%
◎2018年9月現在
一般的に高い方の金利でローンを比較をします。
銀行と比較すれば、上限金利は決して低い金利ではありませんが、信販会社のローンであれば普通の金利です。
また、下限金利が低い(アプラスカードホルダーの場合で0.90%)こともあり、銀行のマイカーローンに十分通るスペックのある方であっても、あえてアプラスで申し込んでみる手もあるでしょう。
アプラスカードの会員であれば、以下のとおり金利優遇幅が大きいためです。
優遇金利
SBI新生銀行の「アプラスマイカーローン」は最低金利が1%台にもかかわらず、さらに金利優待があります。
クレジットカードの「アプラスカード」を持っているだけで、1.0%金利が優待されます。
例えば、200万円借りている場合の1.0%は、年2万円となります。このようにクレジットカードを持つことによるメリットは大きいです。
Tポイントがたまるマイカーローン
SBI新生銀行のアプラスマイカーローンは共通ポイントカードの「Tポイント」に加盟しています。
マイカーローンでTポイントが貯まる画期的な仕組みを導入しています。
どのようにポイントがつく?
掛かった利息に対して1.0%のポイントが付与されます。例えば、マイカーローンの利息総額が20万円 ⇒ 融資実行後にTポイントが2,000ポイント付与されます。
Tポイントは、1ポイントおおむね1円で使えますので、利息について1%のキャッシュバックがあると考えてよいでしょう。
ファミリーマートや「TSUTAYA」をはじめ、使える場所は数多くあり、TポイントのたまるTカードは誰でも入手できます。
Tポイントはおまけ
この優遇をローンの金利に引き直しますと、ローン金利と返済年数にもよりますが0.04%程度に過ぎませんので、これに過大な期待をするのは禁物です。
なお、Tポイント会員でない方がTポイントをためるためには、アプラスカードから「Tカード プラス」というクレジットカードが出ています。こちらを申し込むのもおすすめです。
優待は申込時に決まりますので、SBI新生銀行アプラスマイカーローンを申し込む前に、アプラスカードとT会員になっておく必要があります。
特にTポイントは、申込時に会員番号を入力する必要があります。
信販会社のマイカーローンとアプラスマイカーローンの違い
信販会社の本業とは
大手の信販会社には「アプラス」の他「オリコ」「ジャックス」などがあります。
信販会社の業務は多岐にわたっています。
クレジットカードを発行したり、カードローンを提供したりという業務も重要な柱ですが、これらの業務を扱っているのは信販会社に限りません。
信販会社は、カーディーラーと提携した自動車ローンも提供していますが、これも割賦販売の一種といえます。
信販会社の本業は「割賦販売」、つまり商品分割払いの立替です。
信販会社は、カーディーラーと提携した自動車ローンも提供していて、これも割賦販売の一種といえます。
ディーラーローンは全て信販会社のローン
カーディーラーが勧めてくる自動車ローンは、すべて信販会社と提携したものです。
ディーラーローンは審査が迅速ですが、金利は5~8%程度しますので、銀行ローンの倍以上となります。
マイカーローンで銀行利用の場合は、貸してもらったお金をディーラーに払い込みます。
よって自動車代金自体はただちに完済となり、自動車所有権は購入者に移動します。権利関係は単純です。
一方、ディーラーローンはローン完済まで、信販会社が自動車の所有権を有することになります。
SBI新生銀行「アプラスマイカーローン」は、カーディーラー経由の商品とは異なり、銀行と同様に自動車購入希望者が直接、信販会社に申し込むものです。
自動車所有権については、銀行ローンを使った場合と同様、ローン完済前でも購入者に移ります。
ディーラーローンのメリットも受けられない
カーディーラーと直接関係のある商品ではないので、「自動車代金の値引きをしてくれる」などのディーラーローンのメリットはありません。
「アプラスマイカーローン」の注意点
SBI新生銀行のアプラスマイカーローンは、ディーラーローンではありませんが銀行の商品でもありません。
根拠法令は貸金業法になり、銀行商品にはない規制があります。
これが「総量規制」です。年収の3分の1までしか借入れができないという規制です。
貸金業法に基づき貸し出されたのをすべて合算しますので、消費者金融やクレジットカードのキャッシングで借入れがある方はご注意ください。
借金額ではないことに注意
なお、この総量規制にあたる「借入れ」は、実際の借金の額ではなく「借入れ限度額」であることにも注意しておいて下さい。
必要書類
正式申込の際には次の書類が必要となります。
提出方法はWebでのアップロードでなので簡単です。
- 本人確認書類:運転免許証
- 収入証明書:源泉徴収票または直近2か月分の給与明細
- 資金使途確認書類:見積書、注文書または売買契約書の写し※
※借り換えの場合 ⇒ 残高証明書、直近3か月の通帳等による返済実績の写し、返済予定表、車検証の写し
融資後の必要書類
融資実行後1か月以内に次のものが必要です。
- 購入資金の場合 ⇒ 車検証の写し
- 借り換えの場合 ⇒ 完済証明書
審査と申込み
申込み条件
- 20歳以上65歳未満で、安定収入のある個人です。
申込みの流れ
web申込み
webの申込フォームから申込みします。この時にTポイントカードを持っている方は、番号の入力が必要です。事前審査の結果はメールで連絡がきます。
書類の提出
本人確認書類(免許証など)と収入証明書類をwebからアップロードします。
契約書類到着と返送
送付されてくる契約書に記入し、契約に必要な書類(売買契約書のコピーなど)と一緒に返送します。
審査と融資
契約書や書類を確認後に連絡がきて、自分名義の口座に融資されます。
商品概要
使いみち
- 自動車購入費用
- 購入の諸費用
- オプション代金
- 既存の自動車ローン借換え
※業務用、営業目的要での購入や、個人間売買の場合、申込者以外の購入については対象外
※車検や修理費用の目的でのマイカーローン利用は不可
※二輪車や自転車の購入目的でも利用も不可
申込める人
20歳以上65歳未満で、安定収入のある個人
返済回数および返済期間
新車の場合 6~120回/6か月~10年
中古車の場合または借換えの場合 6~84回/6か月~7年
ボーナス加算返済について
年2回、「6・12月」「1・7月」「2・8月」の3パターンより選択
(ボーナス分元金は、借入金額の50%以内)
融資金額
10万円以上500万円以内
随時返済
一部繰上げ返済、または全部繰上げ返済が可能。その際の手数料は無料
担保・保証人
不要です。銀行ローンには必ずある「保証会社」も必要ありません。
遅延損害金利率
20.00%
- 投稿タグ
- SBI新生銀行