自動車の運転免許証を取ろうと考えた時に、真っ先に思い浮かぶのが下記の2つでしょう。
- 教習所に自宅から通う
- 合宿免許で取得する
ほとんどの方は教習所に通うことを選択しがちですが、利用してみたら通いづらい、予約がとりにくい、想定よりも受講期間が長くなり費用が高くついたなど、後悔することになるかもしれません。
そうならないために前半では教習所や合宿免許を選ぶポイントをご紹介し、後半では免許を取るなら知っておきたい教習所の種類や免許取得の条件、種類、失効についても一緒に解説します。
目次
3つの運転免許取得方法とメリットデメリット
あまり知られていませんが、実は運転免許証の取得には3つの方法があります。
教習所に通う際に注意点の前に下記3つの方法の長所と短所をご紹介します。
どの方法を選択すれば現在の自分の状況に合っているかも頭に置きつつ、ご覧ください。
- 教習所
- 合宿免許
- 運転免許試験場で直接試験
教習所のメリットとデメリット
メリット
- 自分のペースに合わせられる
- 自宅から通うので宿泊費がかからない
- 短期講習などのコース設定がある
自宅通勤できるため、社会人の場合は仕事を続けながら、自分のペースに合わせた取り方ができます。
また、教習時間も昼夜を問わず、自分の都合の良い時間に予約することができ、合宿する場合と違い宿泊費などがかかりません。教習所により短期講習コース設定があるケースがあり、希望によって選ぶことができます。
デメリット
- 教習予約が困難な時期がある
- 合宿よりも時間がかかる
- 費用が予定よりかかることもある
教習所の繁忙期は、教習の予約をとるのが難しくなりますし、仕事や学校と両立しながらの教習所にも通う場合は合宿よりも時間がかかります。
最低の講習時間で合格しないと追加講習などで予定よりも費用がかかってしまうこともあります。
合宿免許のメリットとデメリット
メリット
- 教習所より短期間で取得できる
- 自宅や会社から離れるため、集中できる
- ルームメイトなど相談する相手がいる
合宿免許は教習所に通うよりも短期間で取ることができます。
カリキュラムがしっかりしていて、自宅や会社から離れるため集中できます。また、ルームメイトなど相談する相手ができるため、運転の上達が望めます。
デメリット
- 3週間ほど休まなくてはいけない
- ルームメイトの質に左右される
- 教習所より費用がかさむ
- 講習でオーバーすると、宿泊費用が増加する
学校や仕事を最低でも3週間ほど休む必要がありますし、ルームメイトによって、免許を取るのが左右されやすいこともあります。
教習所より宿泊費が有る分費用が高く、さらに講習でオーバーしてしまった場合は日数(※)が増えて宿泊費用の増加します。※AT免許の場合で14日間、MT免許は16日で免許取得可能
運転免許試験場で直接試験を受けて取るケース
メリット
- 費用は1万円で済む
- 何日も教習所に通わなくて済む
- 仕事にも家庭にも影響が無い
一発で 試験に合格すればかかる費用は1万円で済みますし、何日も学校に通う必要が無いため 仕事にも家庭にも影響がありません。
デメリット
- 合格率が非常に低く、試験に落ちる人が多い
- 最終的に教習所に行くことになりがち
運転免許試験場での試験のレベルは高く、公安委員会指定の自動車教習所で受ける試験よりも合格率が非常に低く、なんと合格率は30%となってます。
そのために何度も受験する人が多く、費用ばかりがかさみ最終的には自動車教習所に入って免許証を取ることになるケースも多くあります。
つまり、かなり運転に自信がある方以外は、試験場で一発合格を狙うのは無駄なお金を使ってしまう可能性が高い選択肢となります。
教習所に自宅から通うか、合宿免許に行ってしまうことが一番最短ルートです。それでは、教習所を選ぶポイントについてみていきましょう。
教習所を選ぶ時のポイント
教習所(自動車学校)の教習内容は同じなので下記のポイントに注意して選びましょう。
通いやすいか入念にチェック
自宅から近い教習所をまずは候補に考えましょう。金額がいくら安いからといって、通学時間が長くなるのは考えものです。
送迎バスの有無と本数
駅までの送迎バスなどがきちんと対応しているか、教習所を決める前に確認しておきましょう。
基本的に1時間に1本程度、送迎バスがあれば大丈夫です。
仮に電車で30分かけて最寄り駅に到着しても、駅に送迎バスがないと不便です。
また、駅の到着時間に送迎バスが来ていないと、実技運転の予約時間に間に合いません。
予約がキャンセルされと合格までの道のりが遠くなります。
送迎ルートと予約の有無
いくつかの駅に送迎バスのルートがあれば安心です。また、予約が必要な送迎ルートもあるので、確認しておくことです。
もし、勤務先から通学を考えている場合は、自宅近くだけでなく、会社の近くの教習所も候補に入れて検討してみましょう。
予約の取り方は?
自動車教習をスムーズにこなすためには、その教習所の予約の取り方を調べておくことが大切です。
例えば、技能練習の予約は1日何時間取れるか確認しましょう。1時間消化するごとに1時間予約を増やし、どんどんと消化することが賢明です。
また、何日先まで予約できるかということも調べておきましょう。
このことを組み合わせて、スムーズに技能検定まで進めて行くことが、短期間で卒業、そして免許取得に繋げて行くコツです。
段階ごとの予約が可能か?
技能教習は、校内練習、つまり仮免許運転取得までの第1段階と、路上運転練習の第2段階に分かれて行われます。
この段階ごとに一括で予約ができるのであれば、スムーズに進むことができるのでその点もチェックしましょう。
卒業までの一括予約が可能?
教習を初めてから卒業までを一括で予約できる教習所もあります。1日に何時間予約できるかをよく調べておきましょう。
例え、まとめて予約が可能でも、1日1時間しかできないと、1日2時間できる教習所より余分に通学することになりますから、日数が余分にかかることになります。
また予約時間は1週間で何時間までできるのかも調べておくことが大事です。
例えば週に2時間などの制限があると、せっかく1日2時間消化できても、次に技能練習は翌週となって間隔が空くことになります。
予約キャンセルは無料?
通学していると、仕事の都合や、体調によっては予約のキャンセルが生じます。
この時、何日前までキャンセル料金が発生しないかなども調べておきましょう。
キャンセル待ち予約はできる?
予約が入っている教官にキャンセルが出る場合があります。このチャンスを逃さずに教習を受けることができる制度です。
教官の質
教官により教え方が異なり、免許の取得に大きく影響します。
教える側の先生がぶっきらぼう、教え方が投げやり、言葉の使い方や指導の仕方が良くなかった場合にはなかなか運転技能は上がりません。
横に座っていてうるさく口を出したり、失敗した場合に怒ったり、また舌打ちをしたりするような先生では、習う側の生徒は安心して運転することができないでしょう。
たとえ生徒が良くない操作をしても、すぐに注意をするのではなく講習時間の最後に、その時間に行った操作を生徒に反省させて、次の技能習得につなげていくような指導方法をする先生がいいでしょう。
教習所に行く前に実際に行った人に話を聞いたり、ネットで口コミを調べてみることをおすすめします。
教習所の雰囲気
教習所は不特定多数の人間が出入りする場所なので、申し込み前に自分で行って確認することができます。
先生たちの服装や態度、教習生や待合室などの雰囲気などからも、その教習所などの善し悪しが判断できます。
待合室にゴミが散乱していたり、教える教官の服装の乱れがある場合は、どんなに費用が安くても避けましょう。
またトイレなどの掃除もできているかもチェックしましょう。
取得できる免許の種類 ~大型や二種免許が欲しい方は注意
通自動車免許を取ってから、さらに次の段階の免許(大型や二種免許)を考えている場合、学校選択する時に注意が必要です。
なぜなら同じ学校で二種免許や大型免許を取る場合は、割引などの特典があるため一緒に取得できる教習所を選んだ方が得だからです。
取得後どこで運転するか
生徒が多く、混雑することが予想される都会の教習所より、比較的生徒数が少なく実際に車を運転する時間が多く取れる地方の教習所の方が運転技術の習得がスムーズに進みます。
しかし、運転免許を取ってから仕事で車を運転しなければならない場合、車の混雑する都会で使うならば、田舎ではなく、都会での教習を行った方がいいでしょう。
合宿免許を選ぶ時のポイント
合宿免許は2~3週間泊まり込みで教習を行うため、ほとんどの場合学生の方が利用します。学生の方が選ぶ上でのポイントを確認してみましょう。
プラン・料金
最初はプランや料金から選ぶことになりますが、注意したいのが総額で比較するだけではなく、【どこまでが料金に入るか】をよく確認することです。
安いと思って決めたら「教習所までの交通費は含まれてなかった」「3食付きが良かったのに自炊だった」ということもあります。
合宿免許の教習所までの自宅からの往復交通費が含まれているもの、上限設定があるものがあります。遠方での合宿免許を考えている方は注意しましょう。
また、「安心コース」と「チャレンジコース」という選択もあります。チャレンジコースは運転に自信がある方が利用するものです。
割高ですが、女性など運転に自信がない方は卒業までの保証がついている「安心コース」がおすすめです。
時期はいつにする?
合宿免許は学生が夏休みや冬休み、春休みにあたる8月、12月、2月、3月とがピークとなり予約が取りづらくなります。
上記の期間に行きたい場合の予約は2~3ヶ月前に取るようにしましょう。
逆にそれ以外のオフシーズンは料金が安くなるだけでなく特典やキャンペーンがあるので調整可能な場合はそちらがお得です。
教習所の評判や合格率
教習所と同じで教習所の雰囲気が良くない場合やはり免許は取りにくいでしょう。
合宿の場合は教習所のように申し込み前に見に行くわけにはいかないので、ネットで検索して画像などを参考にする、もしくは先輩などで実際に行った人に聞いてみるといいでしょう。合格率を見てみるのも参考になります。
宿泊施設
宿泊施設は提携のホテル、ペンション、専用の宿舎など様々です。料金と合わせて何に気を付けたらいいのか見ていきましょう。
何人部屋か
部屋はシングルと相部屋どちらがいいかというと、相部屋がリーズナブルでおすすめです。
一人で参加しても友達がでれば運転免許の講習や試験について相談でき、運転技術の習得は早くなります。
また、最初から友達と一緒に二人部屋のプランに申し込みするのもいいでしょう。
しかし、物音に敏感で眠れない、自分がいびきをかくために相手に迷惑がかかるならばシングルルームの方が割高ですが、ぐっすり眠れて安心です。
セキュリティー
女性が申し込みする場合は女性専用の入口や監視カメラなど、セキュリティーがしっかりしているところを選択した方が安全です。
食事は?
宿泊施設での食事は合宿免許の楽しみの一つです。
場所により、産地の特産や地場の野菜をもとに美味しい料理が提供されたり、ビュッフェスタイルをとっているところも有ります。
ほとんどの場合は3食付きで宿舎で昼食が取れない時はお弁当の場合もあります。
また食事つきよりリーズナブルなのが自炊プランです。
選択する場合は、調理器具や買い出しするスーパーなども近いか等も事前に確認しておきましょう。
インターネットができる?
自動車教習運転は大体昼間が多いので夜間を比較的時間があります。
そのために学生の方はネット環境があればレポートがまとめられたり、色々と調べものができますのでノートパソコンを持参したりして勉強することも可能になります。
合宿の場所によっては電波状態が悪いところにある場合もありますので、事前に調べておく方がいいでしょう。
場所はどこにする?
教習所以外の時間に観光としても楽しめる場所を選択するのもいいでしょう。
近くに散策できる場所があるか、レンタルサイクルの有無などもチェックしておくと、空き時間に友達と一緒に楽しめます。これも合宿免許だからできることです。
イベントやキャンペーンもチェック
教習所によっては合宿に来た生徒たちとのイベントを行うところがあります、合宿所にどのようなイベントや特典があるのかもよく調べておくべきでしょう。
免許を取る動機や目的による選択方法
- 大学または社会人になる前に免許をとる
- 仕事上必要に迫られて免許が必要
- 免許更新できなかった
- 免許証の取消処分を受けた
自動車免許を受ける動機や目的は大きく分けて四つに分かれます。それぞれのケースかから、 免許を取る方法を考えてみましょう。
1.大学または社会人になる前
1の大学進学前や社会人になる前に免許を取っておきたいケースでは、多くの方が学生なので時間は余裕があります。
ベストな選択は合宿免許で講習機関を短期間にして費用を抑えることです。
ただし、お金に余裕があるのであれば普通に自動車教習所に通うのも良いでしょう。
2.仕事ですぐに使いたい場合
2の仕事ですぐに使いたい場合では長期間休む余裕は無いので、 自動車教習所に普通に通う方法がいいでしょう。
ただし仕事をしながらの教習所通いなので、ある程度時間がかかることは 覚悟しておきましょう。
3.免許更新できなかった
3.免許更新できなかった(更新期間に更新手続きをし忘れた)場合は、その期間によって免除される試験が違います。
1年を超えてしまうともう一度取り直しになるので、運転に自信があれば公安委員会の免許試験場で直接受験するといいでしょう。
運転に自信のない方や既にペーパードライバーの方で免許証がもう一度欲しい方は上記のメリットデメリットを見比べて教習所に通うか、合宿免許を選択しましょう。
4.免許証の取消処分を受けた
4.免許証の取消処分を受けた場合は、免責期間というものがありその免責期間を経過しないと運転免許を受けることが出来ません。
各都道府県によって制度が変わってきますが、欠格期間中に仮免許を取ってその後に試験を受けるケースや、欠格期間が完全に終わらないと仮免許も取れない都道府県もあるため事前に調べておきましょう。
自動車教習所のタイプ
自動車教習所には、公安委員会指定の「指定自動車教習所」と、単に届出を行っている「届出自動車教習所」そして「自動車練習所」の3タイプがあります。
- 指定自動車教習所
- 届出自動車教習所
- 自動車練習所
指定自動車教習所
- 仮免許運転試験
- 本免許運転試験
「指定自動車教習所」のメリットは、自動車試験場でなかなか合格が難しいとされる上記2つの技能試験が免除される特典があります。
そのため試験場では視力や聴力などの適正検査や学科試験を受け、合格すれば免許が交付されます。
免除されるワケ
なぜ2つの技能試験が免除されるのでしょうか?
その理由は指定自動車教習所が下記の3つの基準を満たしているためです。
- 資格を有している指導員が規定に人数配置されている
- 運転コースの面積や、コースが基準通り作られ、また学科を教える教室が備わっている
- その他の教習内容が道路交通法などの基準に合致している
届出自動車教習所や自動車練習所とは
届出自動車教習所や自動車練習所は公安委員会の指定を受けていない教習所です。
自動車を運転するコースを設けてありコースを使っての運転技能の習得方法や、教官が同乗しての道路実習は指定自動車教習所と同じ同じです。
しかし、仮免許運転試験や本免許運転試験は免除されないため、「運転試験場」で行い、指定自動車学校のように「実技試験の免除」はありません。
そのため、一度で合格するのはかなり困難なことと、試験が平日しか行われないため、平日に休みが取れない場合は受験が難しくなります。
普通自動車運転免許を取るための条件
普通自動車とは?
初めて自動車運転免許を取る方場合は、普通自動車の1種免許から受けることになります。
「普通自動車」とは車総重量が3.5t未満で最大積載量は2トン未満そして乗車定員が10人以下の車で、軽自動車やミニカー(3輪自動車や4輪バギーなど)も、その範疇に入ります。
運転免許試験の合格要件は?
自動車運転免許を手にするためには、下記の資格要件が備わることが条件です。
- 危険予測や応急救護措置の講習(普通車講習)
- 適性試験※(視力・聴力)
- 学科試験(仮免許学科試験と本免許学科試験)
- 技能試験(仮免許技能試験と本免許技能試験)
- 過去3ヶ月以内に最低でも5日間以上の路上運転(高速道路などでの走行)の実績
※適性試験とは運転免許の試験の一部です、その試験の目的は、運転について必要な適性について試験されます。
運転免許は何歳から取れる?
免許取得時の年齢は18歳以上です。また、自動車学校に入るには、入校時点で満18歳を迎えていないと入校できない自動車学校もあるので注意が必要です。
視力はいくつから?
また視力は両目で0.7以上、かつ片目で0.3以上がないと免許には合格できません。また聴力も一定上の聴力が必要です。
免許証の色分け
グリーン免許
運転免許の取り立ての時つまり初回更新前は上の画像の00年00月00日まで有効の下地色が緑色です。
ブルー免許
初回更新以後は免許証の上の画像の00年00月00日まで有効の下地色がブルーになります。ブルーの更新時間は最初3年で、次の更新期間までに無事故無違反であれば、免許証の色はゴールドとなって有効期間は5年間となります。
ゴールド免許
上の画像そのままがゴールド免許です。ゴールド免許の期間中に単純な物損事故や事件事故がない場合、ゴールド免許は維持されますが、有効期間中に事故や反則点数がつく違反を起こした場合は次回の更新で交付される免許はブルー免許になります。
自動車の運転免許の種類
普通一種免許
普通自動車や原動付自転車を運転する場合に必要な免許です。
限定なしの普通免許であればどの普通自動車でも運転することができます。AT限定免許になるとATすなわちオートマチック車に限り運転ができます。
免許を取る年齢は満18歳以上です。初めて車の運転免許をとる場合は、この普通一種免許からがスタートです。
普通自動車とは?
「大型特殊、中型・大型自動2輪、小型特殊以外の自動車」で車の重さ車両総重量が5トン未満、最大積載量が3トン未満、そして乗車定員が10人以下のものです。排気量が50cc 以下のミニカーも含まれます。
普通二種免許
普通二種免許とは乗合バスやタクシーなどのお客さんを運ぶ自動車を運転するために必要な免許で、年齢制限があり満年齢が21歳以上で、大型免許か中型免許もしくは普通免許、または大型特殊免許を受けていた期間が通算して3年以上の方が免許を取得できます。
中型一種免許
中型一種免許は2007年の6月から新たにできた制度で、普通免許ではどの普通自動車でも運転することができますが、 AT限定免許ではAT車に限り運転ができます。
そしてこの制度では20歳以上で、かつ普通免許で大型特殊免許を取得してから2年以上経過された方が免許を取得できます。
中型自動車とは?
車両総重量が11t未満のもの、最大積載量が6.5t 未満のもの、そして乗車定員が11人以上29人以下のものを言います。
中型二種免許
中型二種免許は2007年の6月から間にできた制度で、乗合バスやタクシーなどの旅客自動車を旅客運送のために運転しようとする場合に必要な免許です。
ただし旅客を載せないで回送などに使う場合には不要です。
中型二種免許を取得できるのは満年齢が21歳以上で、大型免許か中型免許もしくは普通免許または大型特殊免許を受けていた期間が通算で3年以上の方が免許を取ることができます。
大型一種免許
大型一種免許とは大型トラックの自動車を運転しようとする場合に必要になる免許です。
取得できる用件は21歳以上で普通免許か中型免許または大型特殊免許を受けていた期間が通算で3年以上の方が取得できます。
大型二種免許
大型二種免許とはバスまで乗車定員30人以上の旅客自動車を運転する場合の免許で、海藻など旅客運送を目的としない場合は必要ありません。
資格を取る条件は満年齢21歳以上で普通免許か中型免許または大型特殊免許を受けていた期間が通算で3年以上の方が免許を取る資格があります。
普通自動2輪
普通自動2輪は番長6歳以上の方で普通自動2輪を運転しようとする場合に必要な免許です。
満15歳になれば自動車学校に入校でき卒業検定できる時点で満16歳になっていることが条件となります。
なお普通自動2輪とはエンジンの排気量は50cc を越えて400cc 以下の2人の自動車のことです。
大型自動2輪
大型自動2輪を取得することができるのは満年齢18歳以上の方で、大型のオートバイを運転しようとする場合に必要な免許です。
大型自動2輪とはエンジンの総排気量が400cc を超える2人の自動車のことを言います。
大型特殊免許
大型特殊免許とは、クレーンなどの特殊な作業に使う自動車を運転する場合に必要な免許で、満年齢が21歳以上であること、 そして大型免許普通免許または大型特殊免許のいずれかを受けていた期間が通算で3年以上であることです。
特定大型自動車とは?
- 車の総重量が11トン以上、最大積載量が6.5トン以上、そして乗車定員が30人以上のもの
- 大型のダンプカーなど砂砂利・玉石・砕石土・アスファルト・コンクリート・レディーミクストコンクリートの運搬に使う車
- 火薬類を積載している車
- 緊急用務のために運転する大型自動車など
けん引き免許
けんびきに免許を取ら大型自動車普通自動車大型特殊自動車の何かで、他の車をけん引するときは、けん引きする自動車の種類に置いた免許の他にけん引き免許が必要になります。
ただし次の場合はけん引き免許は必要ありません
- 車の総重量が750 kg 以下の車をけん引きする場合
- 故障車をロープやクレーンなどを使って牽引する場合
以上のように自動車免許は、運転する自動車の大きさや用途によって別れます。
運転免許の失効について
自動車の運転免許はその運転免許の期間中に更新しない場合は、有効期限の終了時点でその免許は失効します。
再度免許を取るにはもう一度、運転免許試験を受ける必要がありますが、免許の失効をから6ヶ月以内であれば学科試験や技能試験は免除されます。
そして更新時と同じ講習を受け適性試験を通過すれば免許を得ることができ、 この免許失効のことをうっかり失効と言います。
また免許の更新ができなかったことに対して、やむを得ない事情があった場合は、執行から3年以内でかつ、やむを得ない事情が解消してから一か月以内であれば、うっかり失効と同じように学科技能試験が免除されます。
ただし、いずれの場合にも免許証記載の免許取得日は、その日になってしまいます。
受験に仮免許が必要な免許すなわち普通中型準中型大型の場合はやむを得ない事情が無くても、失効後6ヶ月を過ぎて、失効後1年以内であれば仮運転免許の学科技能試験が免除されます。
自動車運転免許の歴史は?
我が国に初めて車が輸入された頃は、実は運転免許という考え方があまりありませんでした。従って当時は運転免許を持ってない人でも自動車を運転していたのです。
その当時は現代のように道路交通法も整備されていなく、信号機もほとんどないような状態でもちろん自動車の台数の少ない時代でした。
もちろん当時は車を所有する人というのは、お金持ちだけで運転する人もお金持ちに雇われた運転手で、現在のように誰でもが車を持つ時代ではなかったのです。
当時は現在のような自動車運転免許制度は確立されていませんでした。
運転免許制度の確立
国産の自動車が販売生産されるようになって自動車の保有台数が増えるにつれ交通事故も多くなったため、自動車の運転免許制度を作らないといけないような状況になりました。
やがて道路交通法の整備や運転免許制度が拡充され、現在のようなモータリゼーションが発達するようになりました。
運転免許制度の歴史
自動車の免許制度ができたのは、大正8年のこと。初めて運転免許制度に関する法律ができました。
つまり大正8年の1月11日に自動車取締令というものが交付されていて、その後何度かの改正により現在に至っています。
当時の免許制度は、運転免許は甲種と乙種の2種類に区分され、甲種は全ての自動車が運転することができ、そして乙種は特定の自動車に限って運転が可能でした。
なお、この時代の免許の取得年齢は現在と同じで18歳以上となっています 。
自動車運転免許は○○が簡単に与えていた!
自動車運転免許は警察官が簡単に与えていました。
これ以前はというと、自動車の運転技術を教える場所もなく、各輸入車の販売会社などが販売員に運転技術や修理の仕方などを教えていたようで、免許を与える警察も「とりあえず車を動かすことができたら免許を与えていた」そうです。
当時の運転技術はお粗末極まりなく、事故が頻繁にあったようです。