日常的に大気にさらされている自動車は、一見すると綺麗な状態であったとしても、間近で見ると意外に汚れています。
汚れた車体は洗車で綺麗にしてから外出したいものです。…そんな時の洗車方法は下記3つ。
- 自分で手洗い
- 洗車機で洗う
- プロ(業者)に依頼
本ページでは、洗車の3つの方法や失敗しない手洗いのの方法、カーコーティングの費用やメリット・デメリットについて解説します。
目次
失敗しない洗車の仕方と洗車グッズを紹介
晴れた休みの日はご家庭にある屋外用水道にホースをつなぎ、ドライブ前に愛車をしっかりウォッシュ…。
これから日差しが気持ちよくなるこの時期、洗車はある意味ではもっともクルマと季節を楽しむ”娯楽”的なカーケアだと言えます。
まずは自分で手洗いする洗車の流れと共に、イチオシの洗車グッズをご紹介します。
洗車の仕方
- 自分で手洗い:便利なグッズを使い基本上から下へ
- 初心者でも簡単にできるコーティング剤がおすすめ
- 傷が気になる方は、洗車機に入れる前に水洗いする
- 最近は高圧スプレー水のみで洗うノーブラシ洗車機もある
- プロに洗車からコーティングまで頼むのが一番良いが高価
- 3つの洗い方は一長一短あるので、状況により選択
洗車前に愛車の汚れを水で落とそう!
自分で洗車を行う際、最初にすべきことはたっぷりの水で愛車のボディ表面についた埃・汚れを落とすことです。
時間がないからといきなりカーシャンプーを振りかけ、汚れた箇所を洗車ブラシでゴシゴシ洗っていかれる方もいたりしますが、これは塗装はおろかボディそのものにも細かいキズが入ってしまう悪手そのもの。
せっかくご自身の貴重な時間を割いて洗車するのであれば、美しく仕上げるための下準備として水で埃・汚れを落とすことから始めましょう。
固着した汚れに水分を含ませて洗い落としやすくするという意味もありますので、愛車のボディにまんべんなく散水して埃を洗い流す程度でOKです。
水のかけ方は愛車の上から下へ重力に逆らわず流れるに任せ、ゆっくりと行っていくのがベスト。
この段階では洗車ブラシやスポンジを使う必要はありませんので、あくまでも水の流れだけで優しく洗い流してください。
カーシャンプーのクリーミィな泡で優しく洗う!
モーターショーに展示されているデモカーや、カーマニアによるオーダーを受けて製作するコンプリートカーなどのように、華やかな場所に展示される車は洗車のプロの手による入念な仕上げが施されています。
イチオシのカーシャンプー
こうしたショー向けのクルマを手がける”洗車のプロ御用達”のブランドが、アメリカはカルフォルニアに本拠を置く自動車ワックスメーカーのSurLuster(シュアラスター)。
極上のカルナバ蝋を用いた高品質なシュアラスター製ワックスは、1966年の日本初上陸と共に仕上がりの美しさで多くのカーマニア達を瞠目させ、1968年より数々のカーケアグッズを日本でも展開するようになりました。
そんなシュアラスター製品の中でも、実売価格1,000円以内で入手できて高品質なのが「シュアラスター 洗車シャンプー SurLuster S-30」です。
シュアラスター 洗車シャンプー SurLuster S-30
クルマのボディカラーによって使い分けが必要な製品もある中、このSurLuster S-30は全色対応となっている上、研磨粒子を含まないノーコンパウンドですので洗車によるキズの心配もありません。
中性で敏感肌の方でも安心して使用でき、クリーミィな泡がいとも簡単に作り出せるため、カーケアに苦手意識を持っている方にも大変おすすめです。
まずは泡立てから
使い方はバケツを用意し、水4リットル程度に対しキャップ4杯分のSurLuster S-30を入れた後、勢いよく水を注いで泡立ててください。
ここで上品にチョロチョロと水を注いだ場合、洗車の肝となる”クリーミィな泡”が作れないため、豪快にいきましょう。
できればシャワーノズルで一気に泡を作るのが理想ですが、普通のホースでも親指でホース口を絞れば問題なくクリーミィな泡が起こせます。
優しく洗う
カーシャンプーの準備が整った後は、柔らかめのスポンジにたっぷりと泡を取り、ボディを手のひらで撫でるイメージで優しく上から下へと洗っていきましょう。
ここで重要なのは”力は全く入れない”ということで、どんなに頑固な泥汚れがあったとしてもソフトタッチで複数回に分けて行ってください。
不要な力は磨きキズの原因となりますので、あくまでもシャンプーの泡に任せて優しく洗い上げていくことが大事です。
2度目以降にスポンジに泡を取る際は、バケツの外でスポンジを絞って泡に含まれた汚れを排出し、洗浄力のある泡を損ねないようにご注意を。
カーシャンプーで洗車したらすすぎは手早く!
カーシャンプーの泡で愛車の汚れを落とした後は、乾燥する前に手早くすすぎで汚れを落とすことが肝心です。
すすぎも上から下へ流れる水の動きに任せ、たっぷりの水ですすぎ残しがないよう丁寧に行っていきましょう。
拭き上げ時のはコレ
すすぎが終われば次は拭き上げ作業に入りますが、そのまま拭き上げをしようとするとボディに残った水分であっという間にタオルがべちゃべちゃになってしまいます。
拭き上げの前に「シリコンワイパー」を使い、愛車のボディを傷つけないようにしっかりと水切りしておくと捗ります。
その際におすすめなのが、可変グリップでシリコン素材が非常に柔らかく出来ている「PROSTAFF ポリマーメンテナンス シリコンワイパー」です。価格は1,000円とお手頃。
PROSTAFF(プロスタッフ)ポリマーメンテナンス シリコンワイパー
オープン価格
550円~700円程度
程よい握り心地で滑らかに動かせるため、凹凸のあるボディ部分へもしっかりフィットし、愛車を傷つけることなく水分を除去することが出来る優れものだと言えます。
特にフロントガラスとワイパー部分はすすぎ残しが多い箇所ですので、目視も怠らずすすぎ作業を行っていきましょう。
洗車の仕上げは丁寧な拭き上げ作業!
洗車の最後は残った水滴を丁寧に拭き取り、艶やかなボディへと仕上げる拭き上げ作業が待っております。
この時もスピードが重要で、水滴が乾燥してしまうとシミの原因となってしまいますので、吸水性の高いクロスを使用して一気に拭き上げていくことがコツです。
拭き上げ作業に使うクロスは雑巾のように小さなクロスは使用を控えた方が無難で、大きく広げられる吸水性の高いものが理想的。
個人的におすすめなのが、約550mm×約500mmと理想的なサイズで吸水性に優れた「YOURS SUITORUTTE(スイトルッテ) SUI-1」。
YOURS(ユアーズ) SUITORUTTE(スイトルッテ) SUI-1
参考価格700円
ゴシゴシと往復させるのではなく、ボディにこのクロスを目一杯に広げて水滴を含ませるやり方であれば、洗車ビギナーの方でも拭き残しなく仕上げることができます。
水分の搾り出しも楽々行え、スポンジのような吸水力が即座に蘇るので大変使い勝手がよいクロスだと言えます。
洗車機での洗車は本当にキズだらけになるの?
先に挙げさせて頂いたのは「手洗い」での洗車方法となりますが、洗車にはもうひとつおなじみの方法があります。
そうです、身近なガソリンスタンドやコイン洗車場で利用できる「洗車機を利用しての洗車」です。
一昔前までは「洗車機を使うとクルマがキズだらけになってしまう」とよく言われていたものですが、工業技術が進化した現在ではどのようになっているのでしょうか?
現代の洗車機事情についてもチェックしてみましょう。
現在の洗車機の種類をチェック!
「洗車機」と呼ばれる洗車用の機器は、現在主に3種類のタイプに分類することができます。
- 全自動洗車機(セルフ洗車機)
- ドライブスルー洗車機
- ノンブラシ洗車機(ノーブラシ洗車機)
洗車機の種類その1・全自動洗車機(セルフ洗車機)
ガソリンスタンドには必ずと言ってよいほど設置されているのが、私たちもよく知っている「全自動洗車機」。
「セルフ洗車機」と呼ばれることもあるこのタイプは、洗車機の中央へ車を停車させて洗車機本体のスイッチ操作によって動作を開始する仕様となっております。
セルフ式スタンドやコイン洗車場でも利用できる機会が多く、一般ユーザーにとってはもっともオーソドックスな洗車機だと言えるでしょう。
おおまかには以下のような工程となります。
- ボディ全体に水を噴射し、埃・泥などの汚れをある程度除去
- 洗浄液(カーシャンプー)をボディへ噴射
- ゲート内部に設置されたブラシを回転させて洗車
- 洗浄液の泡残りや汚れをすすぎ落とす
- エアー吹き付けで水滴等を飛ばし乾燥させる
洗車機の種類によってはワックスがけ機能があるものも存在するため、時間がなく手早く洗車を済ませたい方には嬉しい選択肢だと言えます。
洗車機の種類その2・ドライブスルー洗車機
洗車機本体をスイッチ操作した後、ドライバーがクルマに乗ったままで洗車を行えるのが「ドライブスルー洗車機」。
基本工程は全自動洗車機と同様ですが、「ドライブスルー」という名が示す通り洗車後はそのまま走り抜けていけるよう作られているのが特徴。
主にセルフ式スタンドに設置されていることが多いタイプですが、大規模なディーラーで顧客サービスの一環に提供していることも。
洗車機の種類その3・ノンブラシ洗車機(ノーブラシ洗車機)
出典:ノーブラシ洗車機とカーコーティング専門店ジャバ
「洗車機はキズだらけになる」という定説を覆すため、最近では高圧で水を噴射して汚れを落とす「ノンブラシ洗車機」というタイプも見られるようになりました。
このタイプはゲート内部に回転ブラシは存在せず、代わりにゲート内全面に噴射口が設置されており、全方位から高圧水を噴射して汚れを落としていきます。
確かにブラシによるキズこそつかないものの、固着した汚れに水分を含ませ軟化させる時間が殆どないため、頑固な汚れを落とすには少々役不足な面も。
洗車機でキズがつくと言うのは実際にはどうなの?
今から約20年ほど前までであれば、洗車機のブラシは硬質なプラスチック製のものが多く、年配の方が仰られるように洗車によるキズが発生することもしばしばありました。
これは否定しようのない事実ではありますが、ブラシの硬さと合わせ「洗車前に砂・埃などを落とし切れていなかった」ことに起因するものが多かったのもまた事実です。
現在ではこうしたトラブル報告を元に洗車機メーカーも研究を重ね、柔らかいナイロンや布製ブラシを洗車機に採用。
さらにブラシの動作角度や水の噴射方式を変えることにより、従来に比べはるかにキズがつきにくくなったと言えます。
それでも気になるという方は、洗車機を利用する前に愛車を軽く水洗いしておき、できるだけ砂や埃といったキズの原因となるものを落としておくことをおすすめします。
洗車機を利用する上でのメリット・デメリットを理解しておこう!
デメリット
洗車機はリーズナブルな価格で手早く愛車を綺麗にすることができる洗車方法ですが、砂や埃が十分に落とし切れていない場合、昔のようにボディにキズをつけてしまう恐れも決して少なくありません。
洗車機のブラシに採用されているブラシの素材によってもキズつきやすさに違いがあり、愛車にキズをつけずに洗車機を利用したい場合は洗車前に事前確認が必須だと言えます。
また、洗車機は手洗い洗車のようにカーシャンプーを十分泡立てせず直接ボディに噴射するため、手洗い洗車に比べると微細なキズがつくリスクは常につきまといます。
メリット
洗車機を利用して洗車を行う場合、機械による自動作業ということもあり、費用に関しては数百円程度と実にリーズナブル。
プロの業者による手洗い洗車の相場が2,000~5,000円であることを考えると、手軽に愛車を洗ってドライブに出かけられる気楽さと効率のよさが魅力だと言えます。
また、手洗いであれば30分以上はかかる人力での洗車に対し、洗車機を利用しての洗車は数分から10分程度で済ませられます。
時間が無いときでも給油ついでに…と気軽に愛車を綺麗にできるので忙しい方にピッタリの方法です。
洗車後のワックスはもう古い?巷で話題の”コーティング”とは?
綺麗に洗い上げた愛車の外観を維持したいのであれば、ワックスがけといったケアも大変有効です。
しかし、ワックスがけという作業は塗装の艶を出す上で有効な方法であった半面、デメリットも多数あった重作業でした。
ワックスがけのデメリット
- ワックスがけは塗装の被膜を傷めやすい
- ワックスの拭き残しは水垢の主原因
- ワックスの拭き残しによるガラス油膜の発生
これらがワックスによる代表的なデメリットとなりますが、自動車の外装は私たちが考える以上に面積が広く、そこを一分の隙なくワックスがけ・拭き取りを行うのは至難の技だと言えます。
時間的な労力なども馬鹿にはできず、近年ではワックスに代わる新たなカーケアとして”カーコーティング”が市民権を得つつあります。
「コーティングって何?」という方のために、カーコーティングの特徴についても説明します。
カーコーティングは科学反応を利用した対汚染性の高さが特徴!
カーコーティングに用いられている「コーティング剤」は、油脂による不安定な被膜を用いるワックスとは全く別の原理で構成されております。
現在主流となっている「ポリマー系コーティング」をご紹介します。ポリマー系コーティングはフッ素やシリコンなどによる「高分子重合体(ポリマー)」が素材。
このポリマー系コーティング剤を自動車の塗装に付着させた際、「架橋反応(かきょうはんのう)」と呼ばれる分子レベルでの結びつきが発生し、ワックスの油脂による不安定な被膜とは比べ物にならないほど強靭な被膜を作り出すことができます。
ポリマー系コーティングの被膜は、煤などのような細かい汚染物質も見事にブロックすることができ、対汚染性に優れているのが大きな特徴だと言えます。
比べ物にならない持続期間の長さが魅力!
施行 | 耐久時間 |
---|---|
カーワックス | 1ヶ月程度 |
ガラス系コーティング | 6ヵ月~1年 |
カーコーティングの対汚染性の高さはすでに述べた通りですが、その持続期間の長さに関しても非常に優れたものがあります。
一般的なカーワックスの場合、持続期間は約1月とされておりますが、ガラス系コーティングの場合は概ね6ヵ月~1年となっており、単純計算で約12倍の持続期間となってます。
もちろん、これは仕上げ方やコーティング製品の質によっても異なりますが、架橋反応による分子レベルでの結びつきは非常に強固で、耐熱性・対候性においてもワックスの比ではありません。
上記で取り上げたのはガラス系コーティングですが、他にもポリマーコーティングやガラスコーティングがあり、施工費用や持続期間が異なります。
「カーコーティングの種類と洗車 ~ 専門店とDIYの値段の違いなどを比較」で比較して詳しく解説しているので合わせてお読みください。
外装劣化に強くリセールバリューの面でも恩恵あり!
自動車は工業製品の一種であり、経年による劣化の影響を受けやすい資産のひとつです。
現在ではインターネットの普及の高さにより、非常に多くの中古自動車買取業者がサービスを提供しており、乗り換え・買い替えを検討中の方にとってはディーラー以上に役立つことも多々あります。
しかし、経年による塗装の色褪せやサビといった劣化は、自動車の車両価値を大きく損ねるマイナスポイントであり、中古車買取査定の上での最大のネックだと言っても過言ではありません。
こうした愛車を手放す際のリセールバリューにおいても、カーコーティングはその強靭な対汚染性と防護性を発揮し、経年による変色やサビからあなたの愛車をしっかりとガードしてくれます。
これによって愛車本来の色艶を保ったままで下取り・買い取りに臨めるというメリットがあり、乗り換え・買い替えの際にも十分な恩恵があります。
以上が主なカーコーティングの特徴・メリットとなりますが、ワックスと比べ耐用期間の長さや対汚染性の高さが優れていることが支持を得ているポイントだと言えます。
費用はどれくらいかかるの?
ここで気になるのがカーコーティングのコストですが、プロショップによるコーティング費用をチェックしてみましょう。
参考として、コーティング剤ブランドでもっとも高名なKeeper技研が展開する「Keeper Pro Shop」の価格をご紹介します。
プロのコーティング:DIAMOND KeePer(ダイヤモンドキーパー)
- 耐久時間:洗車のみで3年、1年1回のメンテナンスで5年
- ボディガラスコーティング「レジン被膜」でより強化します。水シミ固着を防止します。
- 施行時間:施工は8時間から12時間必要(車を預ける必要があります)、メンテナンスは1~2時間
車サイズ | LL | L | M | S | SS |
---|---|---|---|---|---|
施工 | \67,500 | \61,300 | \57,500 | \52,500 | \47,500 |
メンテナンス | \9,900 | \8,800 | \8,300 | \7,800 | \7,400 |
こちらはwebサイト記載の価格(2021年3月時点)ですが、もっとも安いSSサイズ(ダイハツ・ミラなどの一般的な軽自動車サイズ)で47,500円(税込)からとなかなかのお値段。
それに加えてメンテナンス費用が計上されるため、コーティングにかかる費用は最低でも47,5600+7,400=54,900円からとなります。
プロショップによるコーティングであるため、人件費や工賃がかかることは避けられませんが、「ワックスの代わりに試してみるか…」と手を出すのは少々躊躇ってしまうお値段だと言えます。
市販でも素人でもキレイに
とは言え、カーコーティングはプロの業者しかできない作業、という訳ではなく、市販化されているコーティング剤を使用することにより、あなたご自身の手でコーティングを行うことも可能です。
コーティング剤もブランドや製品によって価格にバラつきがありますが、カーシャンプーの項でも取り上げさせて頂いたシュアラスターの「シュアラスター 親水ゼロウォーター」の場合、なんと2,300円前後というお手頃価格で入手することができます。
シュアラスター 親水ゼロウォーター
こちらのコーティング剤の場合、洗車後にすすぎ作業を行って拭き上げ作業に入る前、サッとボディーに噴霧して拭くだけというお手軽さ。
これならば面倒なワックスがけ作業と比べても非常に楽であり、洗車とワンセットで行えるため便利です。
まずはどんなものか試してみたい、とお考えの方は、こうした市販コーティング剤でお試ししてみるというのも良い選択肢だと言えるでしょう。
プロによる洗車・コーティングはこんなメリットあり!
ご自身の目と手で愛車の状態をしっかりと確認できる手洗い洗車は、クルマを長期所有していく上では大変有効な選択肢ですが、予算が許すのであればプロの手による洗車・コーティングもまた有効な選択肢のひとつです。
オーナーであるあなたご自身の労力を負担してもらう関係上、人件費などが発生して費用がかかるという難点こそあるものの、プロの業者によるメリットは以下のようなものが挙げられます。
プロ業者による洗車・コーティングは仕上がりが綺麗!
例えばガソリンスタンドなどの身近な業者に洗車を依頼した場合、1,000~2,000円程度で洗車を行うことができますが、プロ業者に依頼した場合はノウハウを持った作業員による仕上がりのよさが大きなメリットだと言えます。
ご自身で手洗い洗車を行う場合、作業時間はどんなに早くても30分以上、入念に行うのであれば1時間以上はどうしても費やすことになり、注意力を保てないことも多々あります。
しかし、プロの業者に依頼するのであれば、作業員があなたの愛車のためだけに一貫して洗車作業を行ってくれるため、業務として完璧に仕上げてくれます。
ミスが許されないプロであるだけに、その仕上がりのよさは当然高品質であるため、洗車・コーティング費用を支払って依頼するだけのメリットは十分にあると言えます。
プロ業者による洗車・コーティングは専門職に任せられる気楽さあり!
雨天走行後の軽微な泥はね程度であれば、私たち一般ユーザーでもカーシャンプーを用いて簡単に洗車することができますが、オイルなどの頑固な汚れであった場合はなかなか厄介です。
こうした特殊な汚れを落とす場合は、専用の除去剤を使用してのケアが必要となるため、用具を調達する下準備だけでも一苦労。
その点プロ業者に任せるのであれば、洗車・コーティング作業に要するアイテムは全てストックがありますので、汚れなどの種類に応じた適切なケアが期待できます。
全ておまかせできるという気楽さ、専用の除去剤などを用意する手間隙を考えると、費用が発生するというデメリットに対する見返りは十分にあると言えるでしょう。
プロ業者による洗車・コーティングは素人では難しい作業もおまかせ可能!
洗車・コーティングを実施してくれるプロ業者は、現在ではオートバックスといった量販店でも受けられるほど手軽になりましたが、プロ業者による作業は私たち一般人では難しい作業も難なくこなしてくれます。
例えばホイール内側に頑固な泥汚れがついていた場合、機材に乏しい一般人であれば手が届く範囲でしか落とすことはできませんが、プロ業者に依頼するのであれば高圧洗浄などで的確に汚れを除去してもらうことができます。
同時に多くのクルマを見てきたプロの視点によるあなたの愛車のチェックも受けられるため、不具合が発生しつつある箇所をトラブルの前に察することもでき、充実したカーライフを送る上でも大きなメリットであることは確かです。
おわりに
お気に入りの愛車が綺麗な状態であってくれることは、私たちドライバーにとっては非常に嬉しいことであり、クルマと上手に付き合っていく上でも大変意義のあることです。
支出が多くてプロに頼みづらい時は自分で手洗いやガソリンスタンドの洗車機に頼り、初デートのエスコートの前であれば奮発してプロ業者による手厚いケアなど、用途・目的・予算に応じて臨機応変にチョイスするのが、カーケアを上手に行う秘訣です。