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バイクに乗る方のなかには、新しいバイクに買い替えた経験のある方も多いと思います。その際、古いバイクをどうするかは悩みの1つでしょう。

販売店で下取りも可能ですが、現在では高価買取をうたう買取販売店も多数あります。バイクを高値で買い取ってもらうことは可能ですが、そのためには工夫が必要です。

また故障して動かなくなったバイクについても、買取をあきらめる必要はありません。

ここでは、バイクを高価買取してもらうために知っておくべき内容を解説します。

 

バイク高価買取のポイント

  • バイクは販売店のほか、買取専門店やオークションサイトでも売ることができる
  • バイクを売る前に、Web査定で見積を取り買取相場を把握する
  • 動かないバイクでも部品の需要がある場合は高価買取が可能
  • バイクを売る際には必要書類があるので要確認。紛失した場合はあらかじめ再発行を
  • 軽自動車税の納税は売った後でも必要
  • 買取業者の提示金額が低い場合は交渉するか断る
  • 買取を依頼する場合は買取証明書と契約書の内容を確認

上記にあるようにあなたの努力と心がけで、買取価格は大きく変わります。

少しでも高値で売れるように努めることが大切です。それでは詳しく解説していきます。

 

目次

バイク買取の3つの方法

故障したバイクやや不要になったバイクは売ることができます。現在ではバイク買取専門店がしのぎを削る状況ですから、いつでも好きなときに売ることができます。

バイクを具体的に買い取ってもらう方法は主に下記の3つがあります。

  1. 買取専門店
  2. バイク販売店での下取り
  3. オークションサイトで売却

それぞれの方法について、説明します。

 

高価買取なら買取専門店

バイクは買取専門店で売ると、最も高額買取となる場合が多いです。

多くのバイクを扱う買取専門店では、バイクを買い取ると業者間オークションに出品し、1週間程度で売り切ってしまいます。

このため多数の在庫を抱える必要がなく、市場に近い価格で買い取りがされるメリットがあります。

 

買い替えなら販売店での下取りも一つの方法

もし現在利用しているバイク販売店のサービスが良いものであれば、販売店で下取りを受けて、新しいバイクを購入することも一つの方法です。

但し多くの場合、販売店での下取り価格は買取専門店よりも安くなるデメリットがあります。

 

オークションサイトでの個人売買も選択肢

ヤフオク!などのオークションサイトを利用することによって、高く売れる場合もあります。なかでもカスタムバイクの場合は、買取専門店よりも高くなりやすいものです。

オークションサイトでの売買は、商品の説明から落札主への対応・引き渡し、及び入金の確認まで、すべてあなた自身で行う必要があります。

クレームにならないように説明するには工夫が必要です。また手数料も払わなければなりません。

 

買取の目安となる金額はどのくらい?

お金とPC
バイクを売る際に最も気になることの1つに、どのくらいで売れるのかという点があります。この点について解説します。

 

おおまかな目安はいくらか?

買取の基準額は売りたいバイクの人気度によっても異なりますから、一概にはいえませんが、おおまかな目安としては、以下のようになっています。

  • 自動二輪の場合は、おおむね購入額の3割から6割
  • 原付の場合は、数千円から1万円。但し人気車種は5万円前後になる場合も

なお、実際の買取額はバイクの状態によって大きく異なります。もちろん、新しくきれいで不具合の無いバイクの方が高値で買い取られます。

 

まずはWebで査定してもらおう

バイクの買取を依頼する前に、売りたいバイクの買取相場を確認しておくことは重要です。金額の目安を押さえておくことにより、業者に安く買いたたかれずにすみます。

目安となる金額は、買取業者のWeb査定で確認できます。査定だけなら無料ですので、複数の業者のWeb査定額を比較すると良いでしょう。

 

買取に必要な書類

書類03
バイクを買い取ってもらうためには、必要な書類があります。ここではどのような書類が必要か説明します。

 

小型二輪(排気量250ccを超えるバイク)の場合

小型二輪の買取には、以下の書類が必要となります。

必要な書類 備考
車検証 A4サイズ住所が現住所と異なる場合は、車検証の住所から現住所へ転居したことがわかる書類(住民票など)廃車した場合は、代わりに廃車証(自動車検査証返納証明書)が必要
自賠責保険証
印鑑
身分証明書 運転免許証、保険証、パスポート、写真付き住基カードのいずれか
(未成年の場合)親権者の同意書 親権者の身分証明書のコピーも必要
(他人名義の場合)名義人の委任状 名義人の身分証明書のコピーも必要

 

軽二輪(排気量125ccを超えて250cc以下のバイク)の場合

軽二輪の買取には、以下の書類が必要となります。

必要な書類 備考
軽自動車届出済証 A6サイズ廃車した場合は、代わりに廃車証(自動車検査証返納証明書)と軽自動車届出済証返納証明書(自動車重量税用)が必要
自賠責保険証
印鑑
身分証明書 運転免許証、保険証、パスポート、写真付き住基カードのいずれか
(未成年の場合)親権者の同意書 親権者の身分証明書のコピーも必要
(他人名義の場合)名義人の委任状 名義人の身分証明書のコピーも必要

 

原付(排気量125cc以下)の場合

原付の買取には、以下の書類が必要となります。

必要な書類 備考
標識交付証明書
自賠責保険証
印鑑
身分証明書 運転免許証、保険証、パスポート、写真付き住基カードのいずれか
(未成年の場合)親権者の同意書 親権者の身分証明書のコピーも必要
(他人名義の場合)名義人の委任状 名義人の身分証明書のコピーも必要

 

取扱説明書があると有利

バイクには取扱説明書があります。もしお持ちの場合は、持参しましょう。買取に必須の書類ではありませんが、取扱説明書があることで買取額がアップする場合もあります。

 

未成年の場合は、保護者の承諾が必要

未成年がバイクを買い取ってもらうためには、親権者である保護者の承諾と、保護者の身分証明書のコピーが必要です。書類が揃っている場合でも、業者によっては保護者に電話確認をする場合もあります。

このため、あなたが未成年でバイクを売りたい場合は20歳になるまで待つか、保護者とよく話しましょう。

 

車検証やナンバープレート等をなくした場合

車検証やナンバープレート等をなくした場合は、以下の手続きが必要です。なお、買取店によっては再交付手続きを代行してもらえる場合もあります。

紛失した書類 手続き内容
車検証 理由書に記入し、陸運局へ提出
軽自動車届出済証 陸運局や自動車検査登録事務所へ再交付
標識交付証明書 登録している市町村へ再交付
ナンバープレート 警察署へ届け出
自賠責保険証 契約する保険会社へ再交付

 

ローンを組んでいるバイクを売りたい場合

ローンを組んでいるバイクの場合、使用者はあなたであっても、名義人はローン会社やバイク屋さんのままになっている場合があります。このようなバイクを買い取ってもらうには、名義人の承諾が必要です。また所有権解除の手続きも必要です。

実際の手続き内容はバイクの買取額とローン残額のどちらが多いか、またどこから借りているか等により、以下の4つのケースに分けられます。

  1. 買取額がローン残額未満の場合
  2. 買取額がローン残額以上の場合は、お金が戻ってくる
  3. 買取額がローン残額と同額の場合はローン契約不要。但し売却代金ももらえない
  4. 銀行など、ご自身で契約したローンを利用している場合

 

買取額がローン残額未満の場合

買取額がローン残額よりも少ない場合、バイクを売ってもローンが残ってしまいます。この場合、以下の2つの選択肢があります。

  1. 差額を現金で支払う
  2. 前のローンを完済した後、残った金額で改めてローンを組む

差額を現金で支払うことができれば、バイクのローンから解放されますので、良い方法です。しかし支払えない場合は、改めてローンを組むしかありません。

 

買取額がローン残額以上の場合は、お金が戻ってくる

バイクの買取額がローン残額よりも多い場合は、買取額からローン残額を差し引いたお金が戻ってきます。もちろん、バイクのローンからも解放されます。

 

買取額がローン残額と同額の場合はローン契約不要。但し売却代金ももらえない

あまり無いケースとは思いますが、バイクの買取額とローン残額が同じ場合もあります。

この場合は書類上の手続きだけで、お金のやり取りはありません。バイクのローンからは解放されますが、売却代金ももらえません。

 

銀行など、ご自身で契約したローンを利用している場合

あなたが利用しているローンはバイク店提携のものでなく、銀行のローンなど、ご自身で契約したローンという場合もあります。

この場合は単純です。買取店からバイクの売却代金を受け取り、あなたがローンを契約している金融機関へ返済します。

一括返済が可能な場合もありますが、買取額によっては一部返済にとどまる場合もあるでしょう。

 

オークション等で直接取引する場合

お店を通さず、オークション等で利用者同士が直接取引する場合、バイクを売る人は以下の書類も必要となります。

自動二輪の場合 譲渡証明書
軽二輪の場合 申請書管轄が変わる場合は、ナンバープレート
原付の場合(同一市町村内の人から) 譲渡証明書
原付の場合(別の市町村の人から) 廃車証明書

 

軽自動車税をまだ納めていない場合、買い取ってもらえるか?

軽自動車税は毎年4月1日にバイクを使用している人に対して、課税されるものです。そのため、売却時期によっては軽自動車税の納税が済んでいない場合もあるでしょう。この場合、バイクの買取をしてもらえるのでしょうか。

 

基本的には、売却してから納税してもよい

以前はバイクの買取の際、自動車税納税証明書の提示が必要でした。しかし現在では、車検時における自動車税の納税確認が電子化されたため、買取を依頼する時点では軽自動車税は未納でもかまいません。

もっとも、あなたの納税義務がなくなるわけではありませんから、バイクを売った後でも良いので軽自動車税を納めなければなりません。

 

買取業者によっては、あらかじめ納税を求める場合がある

ここまで説明した通り、軽自動車税の納付とバイクの買取とは直接関係はありません。しかし、買取業者によってはあらかじめ軽自動車税を納税してからでないと買取を受け付けない場合もあります。

買取を受け付ける業者では手数料を取られる場合がありますから、あらかじめご自身で納税してから買取依頼をするようにしましょう。

 

できるだけ高く買い取ってもらうには?

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同じバイクでも、あなたの工夫によって高く買い取ってもらうことが可能です。どのような点に注意すればよいか、そのポイントを解説していきます。

 

Web一括査定を使って、相場を把握しよう

バイクを高価で買い取ってもらうための第一歩は、相場を把握することです。

いくつかの業者ではWebでの簡易査定もできます。また一括見積りサイトを使い、複数の業者の査定を簡単に受けることもできます。業者によって買取価格は異なりますので、よく比較検討することが重要です。

 

各業者にはそれぞれ得意分野がある

それぞれの業者には、得意分野があります。特定のメーカーに強みがある場合もあれば、原付が強い、大型バイクに強い等もあるでしょう。得意とする商品であれば、買取価格も高くなる傾向があります。そのため、複数の買取業者に査定を依頼することは大切です。

 

バイクが高く売れる時期もある

バイクの需要は時期によって異なりますから、買取価格も変動します。3月や4月は新生活の需要で、7月は真夏を控えているため、買取価格が上昇する傾向にあります。

一方、秋は買取価格が下がる傾向にあります。また冬は、業者により高く売れる場合もあります。

 

同じ月でも、平日か休日かで買取金額が異なる場合もある

同じ月でも、平日と休日では買取の申込件数は異なります。休日の方が依頼数が多いですから、平日に依頼した方が高額買取を実現できる可能性は高いでしょう。

なお買取ノルマとの関連で、月末に買取依頼すると高額買取になりやすい場合もあります。もっともこれは、業者との交渉次第です。

 

日頃からバイクのメンテナンスをしておこう

バイクを高価で買い取ってもらうためには、日頃からのメンテナンスが欠かせません。メンテナンスが悪いと以下のような症状が現れ、買取価格のマイナス要因になる場合があります。

  • エンジン回りの異音
  • バッテリーの不調
  • ボディの傷、錆、へこみ

買取のためだけではなく、きれいなバイクを快適に使うためにも、日頃からのメンテナンスは大切です。

 

洗車やオイル交換など、日頃の手入れをきちんとしておく

バイクは日頃の手入れ次第で、同じ年数でも状態の良し悪しがかなり変わります。以下のような手入れをきちんとしておくと、コンディションの良い状態で買取を受けられる可能性が高くなります。

  • 定期的にオイル交換や洗車をする
  • 汚れや錆は落としておく
  • 屋根のある場所に保管する。可能ならバイクカバーを掛ける

なかでも買取を依頼する前には、洗車をしておきましょう。どのようなバイクでも洗車をすることで、買取価格の上昇が期待できます。

 

バイクの年式や走行距離、修理歴等を答えられるようにしておく

ひとくちにバイクといっても、製品や状態によって買取額は大きく変動します。修理を依頼する前に、以下の内容を確認しておきましょう。

  1. メーカー名
  2. 排気量
  3. 年式
  4. 車種
  5. 走行距離
  6. 状態
  7. 修理歴

 

素人修理はしない方が良い

傷や故障個所が無い方が高値で売れることは事実ですが、買取に備えてご自身で修理することは避けましょう。

修理にかけた金額ほど、買取金額が上がるわけではありません。それどころか、場合によっては逆に査定が下がる場合もあります

 

複数の業者に査定してもらう

バイクを買い取ってもらう際は、必ず複数の業者に査定してもらいましょう。業者はその場で引き取りをしたがりますが、売却先の決定は後日にした方が安全です。

複数の業者から査定を受けることで、バイクを買いたたかれるリスクを防ぎやすくなります。また「他社はもっと高額で買い取ると言っているけれど、御社はどうですか」などという交渉も可能となります。

条件がある場合も

原付の場合は必ず買取できることを条件に査定する場合もあります。あらかじめ条件を確認しておきましょう。

 

希望金額は高めに言う

希望金額を低めに言うと、もしかすると買いたたかれてしまうかもしれません。一方、相場よりもはるかに高い金額を提示すると「本当は売る気がないのでは?」と思われてしまう可能性があります。

希望金額はWeb査定や他社の提示金額をもとに、なるべく高めの金額を提示しましょう。このことにより業者との価格交渉も有利に進められ、高価買取の実現につながります。

 

傷や事故歴等は正直に話そう

もしお持ちのバイクに傷があったり、過去に事故を起こして修理したことがある場合は、正直に話すことが得策です。

買取業者はプロですから、どこを修理したかが分かってしまうことも多いものです。正直に話しておいた方が信用を得られ、査定ダウンも避けられます。

 

提示金額に納得いかなかったら、交渉する

最初の提示金額は、事前にWeb査定で確認していた金額よりも低くなる場合が多いものです。

これはWeb査定で出る金額が状態の良いことを前提としているためです。また、できるだけ安く買い取りたいという買取業者の意向による場合もあります。

このため、納得がいかなければ業者と交渉しましょう。他社の買取額や買取上限金額を提示することも一つの方法です。

なかには最初の提示金額をかなり低めに提示する業者もいますから、交渉により買取金額を引き上げることは大切です。

なお交渉には数時間かかる場合もありますから、その日はあまり他の予定を入れない方が良いでしょう。

 

折り合いがつかなければ、売らなくてもかまわない

もし業者と金額の折り合いがつかなければ、売らなくてもかまいません。この判断をどうするか決める際に役立つのがWeb査定での結果です。

他社の査定結果よりも理由なく買いたたかれていると思った場合は、自信を持って断ることができます。

 

もし強引に売るよう求められたら?

まず大前提として、物の売買は売る側と買う側、両方の合意がなければ成立しません。

このためいくら業者が欲しくても、あなたが売りたくなければ断ることに何の問題もありません。もし強引に業者が持ち去れば、それは強盗になります。

特に出張買取の場合は、買取が成立しなければ、業者は無駄足になってしまいます。このため何とか買取に持って行こうとしますが、毅然と断りましょう。

クーリング・オフも可能

なお業者が自宅に訪問してきた場合、契約日から8日以内ならクーリング・オフを利用して、契約の無条件解除が可能です。不明な点は、地元の消費者センター等でお確かめください。

 

カスタムしたバイクは、オークションを利用した方が高値で売れる

カスタムしたバイクを買取専門店で売る場合、純正パーツも一緒に持ち込んだ方が高く売れます。これは買取業者が転売する前に、純正パーツと交換するためです。

しかし世の中には、カスタムしたバイクを好む方もいます。この場合、オークションに出品すると高く売れる可能性もあるでしょう。

 

動かないバイクは買い取ってもらえるか?

不動バイク
バイクをお持ちの方の中には、不幸にして事故に遭った方もいるでしょう。あるいは、何らかの理由で動かなくなったまま放置という方もいるかもしれません。

このようなバイクは買い取ってもらえるのでしょうか。

 

買取可能な2つのケース

動かないバイクは修理すれば乗れる場合はもちろん、修理できない場合でも買取可能な場合があります。それぞれの場合について、解説していきます。

 

修理すれば乗れる場合

修理すれば乗れる場合は買取業者で修理することで、通常のバイクと同じように転売できます。このため、買取が可能です。

 

部品取りとして使える場合

バイクは多くの部品でできています。このため修理不可能な場合でも、多くのパーツが正常に使える場合は、部品取りとして買取が可能です。

特に人気のバイクなら、部品だけでも需要はたくさんあります。この場合、買い取られたバイクはそれぞれの部品に分解されることになります。

 

動かないバイクでも、あらかじめ価格を比較する必要がある

動かないバイクにも相場があります。むしろ買い取った業者がそのバイクを活用できるかどうかにより、買取価格は大きく変動します。

このため、同じバイクでも高値で買い取る業者もあれば、0円という場合もあります。

このため通常のバイク買取と同様、売る前によく価格を比較検討する必要があります。

 

原付で出張査定を依頼する場合は、即決を求められる場合もある

動かない原付バイクの出張査定を依頼する場合は、買取額は高くても1万円程度となります。

この金額で何度も足を運んでいると、すぐ赤字になってしまいます。そのため、買取業者は即決することを条件に、出張査定に応じる場合も少なくありません。

 

動かない原付の買い取りポイント

このような状況であるため、動かない原付バイクの買取を依頼する場合は、複数の業者を同時に呼んで最も高額な査定をした業者に売る方法もあります。この方法ならば業者も1回出向くだけで買取の可否が決まるので、業者にとっても便利です。

 

もし廃車する場合は、費用がかかることが多い

もしバイクを買い取ってもらえずご自身で廃車する場合は、バイクそのものの処分費用がかかる場合が多いでしょう。また自動二輪の場合は、手続きにも費用がかかります。

 

バイクの場合は、役所への届け出も費用がかかる

バイクの場合、廃車手続きにも費用がかかります。必要な書類と費用は、以下の通りです。

届け出は、あなたの住所を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所となります。

自動二輪の場合 申請書(無料)手数料印紙(350円)自動車検査証ナンバープレート印鑑
軽二輪の場合 軽自動車届出済証返納届出書・軽自動車届出済証返納証明書交付請求書(申請書・有料)軽自動車届出済証ナンバープレート印鑑軽自動車届出済証返納確認書の交付手数料(500円)

手数料印紙や軽自動車届出済証返納届出書は、届け出を行う運輸支局や自動車検査登録事務所の近くで販売していますから、前もって購入しておく必要はありません。

軽自動車届出済証返納届出書・軽自動車届出済証返納証明書交付請求書(申請書)は、1枚40円から140円で販売しています。

 

原付の場合は、無料で届け出が可能

原付の場合は、市町村役場へ届け出を行います。バイクと異なり、無料で手続きができます。廃車手続きには、以下の書類が必要です。

  1. 標識交付証明書
  2. ナンバープレート
  3. 印鑑

 

バイク本体の処分費用も必要

バイクを廃車するには、手続き費用の他にバイク本体の処分費用も必要となります。目安となる金額は、以下の通りです。

  • 自動二輪の場合、1万円~2万円
  • 原付の場合、3,000円~1万円

但しパーツや金属としての価値もあるため、買取業者なら無料で引き取る場合も多いです。

 

無料引き取りなら、処分費用を払わない分だけ節約になる

バイクによっては買取の値段がつかず、無料引き取りになってしまう場合があるかもしれません。

しかしバイク本体の処分にも費用がかかります。そのため無料引き取りであっても、処分費用を払わなくて良い分、節約になります。

 

チェックすべき事項 ~バイク買取時、買取後

チェック項目
バイクを売る目的は換金です。そのため、代金の受け取り方法を確認しておくことは重要です。

また買取時や買取後に、業者から渡される書類もあります。いつ、どのような形式で発行されるのか、あわせて確認しておきましょう。

 

バイクを売ったお金はいつもらえる?

バイクを売った代金を受け取る方法は、その場で受け取れる場合と、銀行振込になる場合があります。

銀行振込の場合は、入金まで1週間程度かかる場合もあります

またその場で受け取れる場合でも、以下の場合は後日銀行振込になる場合もあります。

  1. 夜間の出張買取の場合
  2. 書類に不備があった場合(必要書類が揃ってからの振込となります)

 

手続きに必要な期間は?

査定自体は15分程度で終了することが多いようです。特殊車両などチェックすべき点が多い場合は、1時間程度かかる場合もあります。

書類上の手続きは買取から2~3週間程度で完了します。買取証明書は、その場で受け取れます。

また手続き完了後、業者から名義変更完了の通知や廃車証のコピーが入手できるようになります。これらの書類は、業者により郵送するところ、専用サイトからダウンロードするところがありますので、申込時までに確認しておきましょう。

 

買取当日は、業者から受け取るべき書類をきちんと確認する

買取を依頼することとなった場合は、業者から以下の書類を受け取る必要があります。

  1. 買取証明書
  2. 契約書

なかでも、契約書は重要です。口頭での説明よりも契約書の内容が優先されますから、しっかり確認しておきましょう。不明な点は納得いくまで確認することが重要です。特に以下の点には注意しておきましょう。

  • 査定後に見つかった不備があった場合でも買取額は減額されずに済むか。また違約金等の請求条項が無いか
  • 買取金額が後日振り込まれる場合、いつまでに振り込まれるか
  • 名義変更の完了通知や廃車証のコピーはいつ受け取れるか

 

買取完了後、自分で行う必要がある手続き

手続き
バイクの買取が完了しても、場合によってはあなた自身が行うべき手続きが残る場合があります。どのような手続きが必要なのか、解説していきましょう。

 

任意保険の解約

バイクに乗っている方は、任意保険に入っている方も多いと思います。この場合、任意保険の解約はご自身で行う必要があります。解約方法については、契約している保険会社へご確認ください。

 

原付の場合は、市町村役場で廃車手続きが必要

原付の場合、登録は市町村単位となります。このため原付を買取してもらった後は、登録している市町村役場に廃車手続きが必要です。

 

軽自動車税の納税も必要

軽自動車税をまだ納めていない場合、バイクを売った後でも納税が必要です。

 

3月末に廃車や名義変更手続きが完了したのに、軽自動車税の納付書が届いた場合

軽自動車税は4月1日現在の使用者に対して納税義務がありますから、3月末までに廃車や名義変更手続きが完了していれば、軽自動車税を支払う必要はありません

しかし3月末ぎりぎりに手続きが完了した場合、あなたに納付書が届く場合があります。この場合は納付せず、市町村役場へ問い合わせをしましょう。