中古タイヤ
愛車の最初のドレスアップの一つは、アルミ&タイヤ交換ではありませんか?愛車に似合うデザインやインチアップなど交換するだけでガラリと雰囲気が変わります。

新品で購入するのであればカタログや販売店でマッチング等を確認出来ますが、中古品となるとネットオークションなどの膨大な商品情報からどの商品が愛車に合うのか、合わないのか、分からない事があると思います。

そこで、間違わない、失敗しない中古アルミ&タイヤ選びが出来るように出来るだけ簡単に分かりやすくご説明致します。

 

【アルミホイール編】正しいアルミホイールを選ぶ為に

アルミホイールを購入する際に知っておきたいポイントを初心者の方にもわかりやすく解説します。まずは、ホイールサイズを確認してみましょう。

 

愛車に合うホイールマッチング

アルミホイールを購入するうえで、愛車のホイールサイズを知っておく必要があります。最低限知っておきたいホイールのサイズ表記についてご説明します。

ホイール01
ホイール各部の名称
出典:TOKYO SUBARU
https://www.tokyo-subaru.co.jp

ホイールの表示

 

リム径 図【1】

ホイールの直径をインチサイズで表記しています。分かりやすく言うと例えば、15インチアルミ、18インチアルミとよく聞くと思いますが、その大きさです。

当然、数字が大きくなるほどアルミホイールも大きくなります。

 

リム幅 図【2】

ホイールのタイヤがはまる部分、横幅ですね。太くなればなるほど太いタイヤが履けます。

J数で呼ばれます、7J(ナナジェイ)とか8 1/2J(ハチハン)など。

 

ボルト穴数 図【3】

ホイールを留めるボルトの本数。5穴(ゴケツ)6穴(ロッケツ)などと呼ばれてます。穴の数なので、重要ですが見たら分かりますよね。

 

ピッチ(P.C.D)図【4】

図【3】のボルト間の直径をミリ単位で表記してます。例えば、5穴(ゴケツ)の114.3mm(イチイチヨンテンサン)などと呼ばれてます。

国産、外車、RV車でそれぞれ変わるのでとても重要です。

 

インセット


インセット
インセットとは
出典:TOKYO SUBARU
https://www.tokyo-subaru.co.jp

ホイールを車に装着した場合の接地面がホイールの中心線から内なのか真ん中か外なのかと言うことです。

外にあれば-マイナス(ホイールが外に出る)、中心であれば0、内にあれば+プラス(ホイールが内に入る)となります。

例えば、極端ですが愛車のインセットが+38となっていて、ゼロセット(±0)のアルミホイールを装着すると38mmアルミホイールが外に出ます。

車体からホイールがはみ出る可能性があると言うことです。

+38(プラ サンジュウハチ)-38(マイナス サンジュウハチ)などと呼ばれます。

 

自分の車のホールサイズの確認方法

愛車のアルミホイールのサイズ確認は、下記のサイトを参考にするか、現在、装着しているアルミホイールにて確認できます。

ホイールを外すと、内側に刻印かステッカーが貼られてますので確認出来ます。

CAR JAPAN http://cars-japan.net/

 

なぜ、中古ホイールは安いのから高いのまであるのか

お金の疑問

ネットオークションなど見ていると1セット3,000円とか、250,000円など値段がかなり違いますね。

見た目で汚い、凹んでるのであれば分かりやすいですが、綺麗に見える商品でも値段の違いがあります。これはなぜでしょうか。

当然、国産の有名ブランド(WORK/RAYS/ENKEI)などは値段が比較的高いです。流行などでも値段は変わりますが、素材や構造、などがあげられます。

 

国内技術基準

難しい話になりますが、JWL VIAと刻印のあるホイールは国内の技術基準を満たしていて、その検査もクリアしているアルミホイールとなります。

その分、新品時の販売価格も高くなるので中古でも刻印なしの商品より刻印ありの方が値段が高くなります。

注意!

特に何も刻印、記載が無くやたらと重いアルミホイールは要注意です。海外の粗悪品の可能性があります。その為、値段も安いのです。全ての刻印等がないアルミホイールが粗悪品とは言いませんが、安かろう悪かろうでは逆に金銭的にも安全面でも後悔するので避けたほうが良いでしょう。

 

ホイールの製法による違い

製法でも金額に違いはあります。手っ取り早く理解するためにざっくり説明します。

  • 鍛造(たんぞう)ホイール:軽量で強度があり、スポーツタイプ車によく見られま、一般のホイールよりも高価
  • 鋳造(ちゅうぞう)ホイール:一般的なアルミホイールで大量生産が可能で、価格も一般的

どちらが良いと言うことではありませんが、大きくこの2タイプに分かれます。

中古アルミホイールの値段の差は、上記の内容、見た目の綺麗さ、状態の違いで変ります。

特にアルミホイールは安全面に直結する部品なので、あまり安過ぎる商品よりも基準などが確認できる物が良いと思います。

 

デザインによる違い

構造

アルミホイールのデザインは様々ですが、構造は3タイプに分かれます。

  • 1ピースタイプ:ディスクとリムが一体化している一つ構造なので強度が強いタイプ
  • 2ピースタイプ:ディスクとリムが組み合わさっているタイプなので、デザイン性が高くなります。
  • 3ピースタイプ:ディスクにリムがアウター(外側)、インナー(内側)を組み合わせたホイールです。最もデザイン性が高くなる構造でその為、若干高価になる傾向があります

 

デザイン

デザイン的には、メッシュ・スポーク・ディッシュ・フィンなどが代表的で最近ではカラーパターンも加わってきています。ブラックポリッシュやホワイトポリッシュなどがあります。


ブラックポリッシュ
ブラックポリッシュ
出典:LEHRMEISTER
http://www.lehrmeister.jp/

デザインを愛車に合わせるには?

ご自身の愛車に似合う構造、デザインを探すのも楽しみの一つだと思いますので大手のアルミホイール販売会社のサイトにて車種別マッチングを利用して、イメージを膨らませるのも良いと思います。

 

中古品を自分で綺麗にする方法はある?

タイヤ02
あくまでも中古品なので、新品の状態を希望するのは少々難しいですが、より綺麗にする方法はあります。

完全に腐食が侵食していたり凹みや大きなキズがある場合は、後の項目にて説明しますが、軽いキズやクモリなどはある程度では、カー用品店やホームセンターで売っているもので何とかなります。

 

手順1:鉄粉取り

まずは、ブレーキダストや鉄粉が付着している場合は専用のダストクリーナーでも可能ですが少々高価です。

車体用の安価な鉄粉取りで十分です。

まんべんなく鉄粉取りをホイールにかけて少し時間を置きます。時間を置きすぎて乾燥させてしますと逆に白く変色してしまうので注意して下さい。

付着が頑固の場合は軽く柔らかいブラシなどでこすると落ちやすいです。

最後はタップリの水で流して洗剤が残らないように綺麗に洗えば綺麗にダスト、鉄粉が取れると思います。

 

手順2:コンパウンド

軽いキズやクモリがある場合はコンパウンドを使います。

ここでもアルミホイール専用のコンパウンドでも構いませんが高価なので車体用でも大丈夫です。粒子の細かい極細めなどを選んで下さい。

ホイールを洗浄して乾かしてからウエス(雑巾)などなるべく柔らかい素材のものを選び、コンパウンドはあまり付け過ぎないようにして研磨して下さい。

大体のキズは除去できると思いますが、深めのキズは少し荒めのコンパウンドで研磨して細かいコンパウンドで仕上げると綺麗になります。

同時に面倒ですが、アルミの裏側も作業することをお勧めします。

 

手順3:コーティング

綺麗になったアルミホイールは最後にコーティングをするとより長く維持できますので、市販のコーティング材か無ければ、車体用のワックスを2~3回塗って拭き上げると良いと思います。

細かい箇所は歯ブラシなどで作業するとより綺麗になると思います。愛車にワックスをかけるときに一緒にアルミホイールにもかけてあげると良いでしょう。

 

深いキズや凹みは修理可能か?

ホイール破損
ホイールの破損
出典:株式会社 S.D-76
http://sd-76.net/wheel_repair

例えばネットオークションで買ったアルミホイールが思っていたよりキズが深かった、変形(歪み)があった、ヒビがあったなどのトラブルは無いとは限りませんし、自分でやってしまった等もあるかと思います。

安価で購入したものであれば諦めもつくかも知れませんが、こだわった高価な物だったり、希少価値の高い物だったりするとそうは行きません。

そこで、自分で修復できる範囲を超えた傷の場合はアルミホイールの修理をプロに任せましょう。

 

どこに頼む?相場は?

上画像のように、ねじれてしまったアルミホイールも修理は可能です。大きなガリキズも当然可能です。

ディーラーやタイヤ販売店に頼んでも可能ですが、大体の場合外注になるので最初からアルミホイールのリペア店に持ち込む方が安く修理出来ます

状態やリペア店によっても違いはありますが、多くても3万円以内(軽いもので1万程度)にて修理してもらえます。

大きな腐食や塗装、メッキの剥がれなども修理は可能ですし、好きな色に塗装してもらえるお店もあるのでこだわりのあるアルミホイールや希少価値のあるものなど諦めないで相談すると良いと思います。

 

中古アルミホイールのベストな購入方法

買う
中古アルミホイールの購入は、ネットや中古自動車部品店などですが簡単な話、ネットは安いし商品が豊富だが商品は届くまで確認出来ません。

実店舗では確認できるけど若干高いし商品は限られます。一長一短ですね。

たまたまお気に入りの商品が実店舗にあり、価格も納得できるものがあればベストですが中々そうは行かないのが現実です。

どちらにしても基本的に購入前に確認したい箇所はいくつかあります。

購入前のチェックポイント

  1. エアバルブからの空気漏れは無いか。
  2. 修理跡が無いか。あった場合はきちんと修理されているか。
  3. ホイールバランスは取れるか。(大きな修理の場合取れない事がある)
  4. 技術基準JWTや製造国がわかるか。(裏側に刻印、MADE IN JAPANやJWLなど)
  5. 全体的なキズ、腐食、サビなどの状態。

 

どうしても自分の目で見たい場合

実店舗であればその場で確認出来ますが、ネットであれば出品者の回答が全てになります。

どうしても自分の目で確認してからでないと購入できない場合は妥協をしてでも実店舗での購入をお勧めします。

 

安く買いたい人はネット購入

また、出来るだけ安く、自分の気に入った商品が欲しい方はネットでの購入になると思います。

購入前に出来るだけ上記の内容を確認して購入されることをお勧めします。

最近ではフリマアプリやヤフーの簡単決済などでは商品が到着してからの最終決済が主流です。

万が一出品者が嘘を伝えていたとなれば価格の相談、キャンセルも可能なので安心です。

 

ネット購入で見落としがちなポイント

もう一つ注意する点は、現在はあまり無いとは思いますが送料です。

フリマアプリやネットオークション・ストアもそうですが専用の発送方法があるので決まった送料が揃えてありますが、送料元払いのみで出品者が各運送会社と契約運賃を持っている場合は、商品が安めでも送料利益を取られている場合がありますので要注意です。

折角、お目当てのアルミホイールが見つかっても予想以上に購入価格が高くなるのも気分が悪いものです。送料はきちんと確認すべき重要項目です。

以上を考慮すると、やはり商品が豊富にあるネットでの購入が注意事項を確認するとベストな購入方法かと思いますが、こまめに販売店のホームページをチェックするのも良いでしょう。

中古アルミホイールが決まれば次は、中古タイヤを探しましょう!

 

【タイヤ編】正しい中古タイヤを選ぶ為に

正しい中古タイヤを選ぶために、まずは愛車のタイヤのサイズを確認することが必要です。タイヤサイズの確認方法から、タイヤメーカーの選び方、中古タイヤを購入する際の注意点について解説していきます。

 

愛車に合うタイヤサイズの見方

タイヤ01
愛車のタイヤ側面に印字された数字とアルファベットの羅列を確認してみてください。これはホイール同様タイヤの詳しいサイズを表しています。例えば、

215/4518 93

と書いてあると仮定して各箇所を説明していきます。

 

タイヤ幅

215とありますが、タイヤの横幅(接地面)が215mmと言うことです。

 

扁平率

45とあります。難しくなるので簡単に説明するとタイヤの厚みを表してます。

断面幅に対して断面高の比率・・・難しいので簡単にいうと、アルミホイールが大きくなればタイヤは薄くなり、この数字が少なくなることです。

 

タイヤ内部構造

とありますが、ラジアルと言う意味。ほとんどがRですのであまり気にする事はありません。

中にはバイアスなどありますが滅多にありません。

 

リム径

18はいわゆるインチです。ここでは18インチと言うことになります。

 

ロードインデックス(最大負荷能力)

93となってますが、あまり一般的に使うこと無い項目で最大質量の指数。

93なので負荷能力650Kgです。覚えなくて結構ですね。

 

速度記号

なので270Kmの最高速度まで。そんなにスピード出さないので、気にしなくて大丈夫です。

タイヤサイズの見方は以上です。

 

インチアップした場合

愛車がすでにインチアップしていて純正サイズが分からない場合は下記サイトで確認するか、車内に貼ってあるシール確認してください。

貼ってある場所は自動車メーカーにもよりますが、大体運転席か助手席のドアを開けるとあります。

CAR JAPAN http://cars-japan.net/

愛車の純正サイズが分かればインチアップした場合のタイヤサイズも計算できます。

計算と言っても上記リンクアドレスなどから早見表があるので参考にして下さい。

 

インチアップとは?

インチアップとは純正よりもホイールサイズを大きくすることです。インチアップすることで、見た目をドレスアップすることができます。

 

タイヤ扁平率

タイヤサイズの説明にもありますが、インチアップすると同時にタイヤ扁平率(厚さ)が変わります。端的にはタイヤが薄くなると言うことです。

なぜか?先程調べた純正タイヤサイズの外形の大きさは基本的に同じにしなければなりません。タイヤの外形が大きくなったり小さくなったりしてはダメだからです。

四駆なのでタイヤをより大きいものに変更する改造もありますが、大口径のタイヤを履けるように車体をリフトアップしたりする場合はあります。

この場合、純正サイズよりタイヤ外形が大きくなるのでまず、スピードメーターが正確ではなくなり、走行距離も誤差が生じます。足回りにも大きな負担がかかります。

乗用車タイプでは特にこの純正タイヤサイズの外形に合わせてインチアップすることが重要になります。

例えば、純正タイヤサイズが195/65R15の場合、下記の表のように変わっていきます。

15インチ 195/65R15
16インチ 205/55R16
17インチ 215/45R17

タイヤサイズはこれは純正タイヤサイズの外形が634mmなのでインチが変わった場合、それに合わせてタイヤサイズの扁平率(厚さ)が変わっていくからです。誤差は5mmぐらいを目安に計算されます。

まぁ、難しいことはさておき愛車に履きたいアルミホイールが決まったのであればおのずとタイヤサイズも決定されます。

 

なぜタイヤサイズを理解する必要が?

そこで、なぜタイヤサイズの説明をしたかと言うと、アルミホイールのサイズがインチアップするほどタイヤが薄くなっていきますね。

タイヤは薄くなるほど価格が高くなっていくからです。そこが分からないと購入予算が決まらないと思います。

気に入ったアルミホイールが20インチだとしたらタイヤサイズが215/30R20とかになり1本で数万円になってしまったりします。

おまけにそんなサイズのセットをアルミとタイヤを別々購入したら、組み込み工賃だけでも大変な金額になってしまいます。

そうならない為にも、愛車の履けるサイズを把握することはとても重要です。

 

中古タイヤメーカーは、何でも良いのか?

日本と海外
ネットなどを見ていると、中古タイヤのメーカーは数多くあります。いったいどこのメーカーが良くてどこがダメなのか。よく分かりませんよね。

 

メーカーの種類

  1. 国産
  2. 欧州
  3. 米国
  4. 日本以外のアジア圏

 
大きく分けると、国産、欧州、米国、日本以外のアジア圏のメーカーになります。今では中古の価格に近い新品タイヤを販売しているメーカーさえあります。

一昔前は一部の激安欧州、アジア圏のタイヤのトラブルが多かったようです。

極端な話ですがタイヤの繋ぎ目が悪くタイヤが丸くない、微妙にリム径が小さくアルミホイールに組み込めないなど・・・

今はあまり聞かれませんが、下記のような恐ろしい事もあったようです。

  • 高速道路でバーストする
  • アルミホイールからタイヤが外れた
  • エアが漏れる

ただ、間違いないのは国産メーカーであることは確かだと思います。

以前のようなトラブルが無くなっているといえ、ロードノイズであったりゴム質の問題はあると思います。

 

国産タイヤを安く手に入れる裏技

しかし、国産の良品中古タイヤを購入しようとしたら価格が高い。海外メーカーの新品が買える価格になります。

では、どうしたら良いか?ですが…一つの方法としてタイヤサイズを少し変更するのです。

本当に欲しいタイヤサイズが215/40R18とします。このサイズは色々な車種に適合して需要が多いサイズです。

したがって価格も安定していて高いままで、状態が良ければ良いほど価格が高いサイズです。

そこでサイズをちょっとずらして225/40R18や205/40R18にチェンジします。

タイヤ外形が多少異なりますが許容範囲ぐらいでチェンジすると需要があまりないサイズは当然価格も安くなります

そうすれば国産メーカーでも予算内で購入できる可能性も出てきます。あくまでも一例ですので参考にして下さい。

 

海外メーカーを賢く利用するには

海外メーカーに関しては、出来るだけ新しいタイヤを選びメーカー、商品名を調べトラブルが少ないタイヤを選ぶべきでしょう。

製造年月日もタイヤを見たら分かるので調べられます。

タイヤの製造番号


タイヤの製造番号
出展:BRIDGESTONE
http://faq.bridgestone.com/

2412とあります。この場合、2012年24週目になります。

アジアメーカーでは、クムホやハンコック、ナンカンの評判は良いようです。欧州でいえば、コンチネンタルがおすすめです。

 

タイヤは、どこまで履ける?

スリップライン

タイヤの寿命はどこで見分けるのでしょうか?一番はタイヤの減り具合です。減り具合の目安がわかるものとしてタイヤにはスリップサインがあります。

スリップライン
タイヤの製造番号
出典:DUNLOP
https://tyre.dunlop.co.jp/

スリップサインは新品のタイヤでは溝に埋まってわかりづらい状態です。

タイヤ側面のにある△マークで、位置がわかるようになっていて、タイヤがすり減ってくると目立ってきます。

新品のタイヤ溝はだいたい8mm程度ですが、「タイヤ溝の残りが1.6mm以下になると使用不可」と法律で定められています。

それが分かるようにスリップラインはタイヤ溝が残り1.6mmになる位置にあります。

一部でも溝がスリップラインで途切れている状態で使用するのは危険です。

 

その他

また、全体にヒビが入っている、傷があるなどの場合は、スリップラインが目立たない状態でも使用するのは危ない場合もあります。

また、走行距離が少ないタイヤでも製造年月日が古かったり、保管状態、使用環境次第では使えないタイヤもあります。

ネットなど実物を確認出来ない場合は、出品者に確認することが重要ですね。

 

購入前に注意!パンク修理跡など

タイヤ03

中古でタイヤを購入する場合に重要な点の一つに修理歴の有無です。

修復が無いのは当然良い事ですが、万が一修復があった場合に問題のない箇所と有る箇所があります。

 

問題のない場合

基本的に問題のない箇所は、タイヤと地面の接地面です。道路の上を転がる部分ですね。

ここを修理キットで修理しているぶんにはよっぽど修理がヘタな人が作業していない限りエアが漏れることはありません。接地面は修理をしても空気圧が常に接地する面に掛かるので大丈夫です。

 

注意が必要な場合

タイヤ側面

一番問題のある箇所は側面の修理です。ガソリンスタンドやディラー、整備工場では間違いなく修理しません

稀に素人が修理をしてしまうことがありますが、必ずエア漏れが出ますし、一時的に止まったとしても走行中にバーストする原因になります。

タイヤの側面に穴が開いた場合はいくら修理しても空気圧が常に外側にかなりの力で掛かります。常に膨らみ続ける状態ですのでとても危険です。

側面に穴が開いてしまったタイヤは使用不可能と考えるのが妥当です。

 

リム部分

タイヤとホイールが接するリムの部分も重要です。タイヤとホイール外したり、組み込んだりする際に、タイヤのゴムが硬くなっていて少し裂けてしまったり、扁平率(タイヤの厚み)が低いタイヤでは作業中に裂けてしまうことがあります。

応急処置でゴムボンドなどでエアが出ないよう修理している場合があるのでこの箇所も要注意箇所です。

 

たんこぶ

また、修理ではないですが、たまに側面の一部がたんこぶの様に膨らんでいるタイヤがあります。

これはタイヤ内部のワイヤーが切れている為に起こることです。これは修理不能なので履き続けるとバーストする原因になります。

ネットなどで購入する際は必ず上記の状態を確認しましょう。

 

前後でサイズ、タイヤパターン違いは大丈夫?

タイヤサイズは?

前輪・後輪でサイズは違っても大丈夫かどうか、下記3つのタイプ別にお答えします。

  • FR車(後輪駆動)
  • FF車(前輪駆動)
  • 4WD車(四輪駆動)

タイヤサイズが前後で違って良いのは、FR(後輪駆動)の車種のみです。

FF(前輪駆動)、4WD(四輪駆動)は、車両故障の原因になります。

 

FR車

FR車は後輪が駆動して、後ろから車体を押すような状態です。

よくスポーツタイプでは前輪を小さくすることで加速しやすく、コーナリングを安定させるなどの理由で前後のタイヤサイズが違うパターンがあります。

 

FF車

しかし、FF車は前輪が駆動し車両を引っ張る状態になります。

後輪が大きくなると負担が大きくなり、小さくなるとコーナーで内輪差に誤差が生じ車体がよじれる様な状態になります。

 

4WD車

一番障害が出るのは4WDです。

4輪が駆動する為、直進するだけで前後のタイヤサイズが違うとパワーバランスが崩れ引っ張る力、押す力でデフ(駆動力をタイヤに伝える部品)が簡単に壊れてしまい、走行不能になります。

絶対に前後のタイヤサイズは同じにしなければなりません

 

タイヤパターンは?

前後でパターン違いに関しても、基本的にFR車以外は統一すべきです。細かく言うと製造年月日も合わせたほうが無難です。

一つ一つのタイヤが負担する摩擦量を同じにするに超したことはないからです。

タイヤパターンやゴム質が違うと各タイヤに対する負担量が変わります。

車両側に伝わる負担量も同じく変わってきますので、やはり故障の原因になったり各タイヤが変な減り方をして乗り心地は当然、安全面にも支障をきたす恐れもあります。

つまり、FR車以外は、タイヤサイズもタイヤパターンも同じにすることがベストです。

 

まとめ

中古は大変ありがたい商品です。

アルミもタイヤも新品で揃えようと思ったら大変高価なものになり、本当に欲しい商品が買えず大きく妥協して購入しなければなりません。

しかし、中古であれば予算内で自分好みのデザイン、スタイルの商品を購入することも可能です。但し、必要最低限でも知識がないと逆にお金が掛かったり残念な結果になる事もあります。

出来るだけ予算を控えて安全な中古アルミホイール・タイヤを希望通りに手にするためにも、上記でご紹介したことを再度チェックしてみてください。

愛車のドレスアップするのに一番簡単に出来る部品交換ですが、命に直結する部品でもあること…安かろう悪かろうでは済まされない可能性がある重要な部品である点を忘れずに購入されることをおすすめします。