荷物

ハンドキャリーとは、バイク、自転車、もしくは、飛行機、新幹線、在来線などの公共の乗り物を利用して、企業から依頼された荷物を搬送する仕事です。

メディアでも時々取り上げられるお仕事です。国内での仕事がメインですが、会社によっては海外への荷物の運搬を依頼されることもあります。海外旅行も楽しめて、報酬ももらえるなんて夢のよう!と注目されている副業のひとつです。

国内の場合、バイクや自転車での荷物の運搬は、車よりも小回りが利く上に、渋滞に左右されることが少ないため、急ぎの書類などを配送するときに重宝されます。バイク便や自転車便の個人依頼バージョンと考えるとわかりやすいかもしれません。

海外への運搬が、特にお得感アリ!ということで注目を浴びたといっても過言ではないでしょう。荷物を運ぶための交通費、いわゆる渡航費はもちろん無料です。

配達が完了すれば、帰国便の出発時間までは自由時間となるので、ちょっとした海外旅行気分が味わえるというわけです。すぐに帰国になる場合でも、空港で数時間過ごすことが出来るわけですから、いい気分転換にはなりますよね。

始めるためには

能力・技術

なんとなく楽しそうなイメージのあるハンドキャリーですが、どんな能力が技術がひつようなのでしょうか。まず、荷物の届け先が国内であっても海外であっても、大切な荷物をきちんと相手先に届けることが出来るという“責任感”が必要になります。当然のことといえば、当然なのですが、能力というよりは、必須条件と言えるでしょう。

依頼される荷物の種類で多いのが、精密機械の電子部品など“取り扱い注意”となるものだそうです。振動に弱い取り扱い注意である上に、“緊急輸送希望”がプラスされるケースが多いのだとか。バイクや、自転車では運搬がちょっと心配、もしくは、困難と判断されるものですよね。

そんなときに人間の“手”で運ぶという選択がされるわけです。慎重に丁寧に品物を取り扱うことができるというのも必要な能力のひとつです。がさつな人、雑な人は、電子部品といったデリケートな品物は、運搬するのは危険かもしれません。

また、バイクや自転車で迅速に相手先に届けるということになれば、当然、道や場所を覚えるのが得意な人、バイクや自転車に乗るのが得意、そして好きであることは必須条件となってきます。裏道や近道を知っていれば、さらに向いていると言えるでしょう。

海外への配送があるということで、当然、語学力があるに越したことはありません。直接配送には関係ない!と思いがちかもしれませんが、中には、ビジネス関係の荷物を届けることがあります。

契約書などの重要書類、サンプル品、試作品など、企業にとって契約に関わる、今後の仕事の受発注に関わってくる荷物を届けることがあるわけです。そういったものは、“手渡し”が一番安心ですよね。早さだけではなく“確実”に相手に届けることを目的としているわけです。

中には、届け先で契約書にサインをしてもらい、そして、それを翌日にすぐに依頼主に持ち帰るといった仕事もあります。荷物を渡すだけとはいえ、受付や担当の方に渡す時でも、挨拶ひとつ出来るのと出来ないのとでは、印象がだいぶ変わってきます。

語学力はある方がベターなのは明らかです。荷物の届け先としては、東南アジアや中国が近年、特に増えているようです。お届け先が海外にある日本の企業といった例も少なくないようです。

必要なもの・初期投資

ハンドキャリーを始めるにあたって、準備すべきものや初期投資は特にありません。依頼内容にもよりますが、国内の運搬には、バイクや自転車を持っていたほうが、依頼の数が格段に増えることは間違いありません。

ですが、先ほど少し触れたように、バイクや自転車だけでなく、飛行機や新幹線を使って、丁寧に手で運ぶ必要がある品物もあります。どういった荷物の運搬をメインに引き受けるかによっても、必要なアイテムというのは変わってくるかもしれません。

また、海外への運搬をメインにしたいという人は“パスポート”は必須です。英語ができれば、ほぼ困りませんが、渡航する国によっては、“電子翻訳機”などがあると便利でしょう。今の時代、スマホにもそういった機能が付いているものもありますし、アプリで簡単に手に入れることもできます。

旅行気分が味わえるといっても、旅行ではありません。間違ってしまった!よくわからない!で済ますことができないので、責任を持ってコミュニケーションができるような準備をしておくことが肝心です。

その他の条件

好きであること、そして、得意であることが必要とされる仕事であることは間違いありません。

海外や空港の雰囲気が得意ではないという人にはもちろん向いていませんし、国内でも海外でも、地図を見るのが苦手とか、どちらかというと方向音痴という人には、おすすめできません。

近道、裏道を知っている、地図を見るのが好き、もっといろんな裏道を覚えたい、バイクや、自転車に乗るのがとにかく好きといった人にはぴったりのお仕事です。

仕事内容を徹底解剖!

実際にどんな作業例があるのかを簡単にご紹介してみたいと思います。

バイクや自転車に乗るのが得意な大学生の場合

普段から移動にはバイクや自転車を使っているので、裏道や近道は得意。そんな大学生が、休み時間を使って届けるケースもあります。

バイクや自転車で運搬を依頼される場合には、精密機器や、電子部品などの“取り扱い注意”系のものは少ないようです。多いのは、サンプル品、試作品、そして書類です。書類の場合は、届けてから、サインをもらって、また依頼主である企業に持ち帰って終了という場合もあるようです。

海外旅行が好きな語学力に自信アリの主婦の場合

ハンドキャリーは主婦の間で流行っている副業として取り上げられ、注目を浴びたこともあります。語学力には自信があるので、渡航にもそして、現地に到着後の移動にも問題ありません。

依頼されるものは、女性ならではなので重いものはなく、電子部品のような小さなものや書類が多いようです。書類はサインをしてもらい、それをすぐに持ち帰るケースもあります。

なので、直接、契約に関わる会話を必要としなくても、書類を渡し、どのくらい待てばいいのか、どこで待てばいいのか、といった最低限の会話は必要になるので、ある程度の語学力があるに越したことはありません。

海外赴任中のサラリーマンの場合

海外に赴任中のサラリーマンが、日本に帰国の際、または日本から赴任先の海外へ戻る際に依頼さられる場合もあります。この場合は、当然、語学力があると判断されているので、英語以外の言語を使う国であれば、多少報酬がよくなる場合もあります。

また、男性であれば、大きい荷物の運搬も可能です。体力と腕力があれば、重い荷物の運搬を依頼され、報酬が上乗せされる場合もあります。また、帰国や、海外への戻る際に依頼されるということで、渡航費分が、報酬として片道分浮くというケースもあります。

ハンドキャリーのこれから:お手軽に見えるけれど狭き門?!

バイクや自転車、新幹線や飛行機、そして在来線を使って国内で荷物を手渡しする、そういったお仕事は、宅配サービスが抜群に充実している日本では、なかなか個人に頼もう!という企業は少ないかもしれません。

ですが、コストや信頼性次第では、ガッツリとクライアントをつかんでしまえば、定期的に仕事が来る美味しい仕事かもしれません。個人でやるにはとても難しい仕事なので、サイトなどで登録する方法がベストです。

海外旅行ができる!といったお手軽な感じで注目されていますが、実際はかなり狭き門であると言えます。もちろんそういったお仕事を紹介してくれるサイトに登録する必要があるわけですが、サイトによっては、厳しい審査や、条件が付いてくる場合があります。

先ほど、語学力は日常会話程度あれば大丈夫とご紹介しましたが、もちろん、高レベルの内容を求めてくる紹介サイトもあります。後ほどおすすめサイトとしてご紹介する際に、条件などについて、触れてみたいと思います。

人気があるということは、みんなが狙っているおいしいお仕事なので、仕事をゲットするためには、高い競争率を突破する必要があります。その時に武器になるものを持っているかどうか、そのあたりに、この仕事に向いている、向いていないというポイントがあるのかもしれません。必須でなくても、あったほうが良い!というものが意外と多いようなのです。

いくら稼げる?元手は?

売上

はっきり言って報酬は高いと言えます。運搬する商品や、場所などによって大きく変わってきますが、先程からおいしい!楽しそう!と度々出てくる海外への書類運搬を例にとると、報酬だけで、韓国や中国などであれば15,000~20,000円、アメリカやヨーロッパになると40,000~50,000円になるそうです。

もちろん、飛行機代はすべて依頼主負担です。現地までのタクシーや地下鉄、バスなどの費用も精算してくれるところがほとんどです。また、チケットによっては自分が持っているカードのマイルが貯まる場合もあるので、これを売上に換算すると、かなりお得と言えると思います。

費用

荷物を届けるまでの間にかかる費用は、ほぼクライアント持ちといってもいいでしょう。相手先にきちんと届けるまでは、どこかに寄り道をすることもないので、特別お金がかかることもありません。飛行機代以外の交通費は、一時的に立て替えて、帰国後に精算という場合もありますので、その分くらいは持っておくといった程度です。

その他の必要な費用

帰国便の出発時間までどの程度あるかにもよりますが、そのまますぐに帰国する便の場合もあれば、帰りの時間は選んでOKという場合もあります。もちろん、滞在中の費用は自腹になりますが、渡航費はタダで来ているわけですから、海外旅行好きな人であれば、ついでに数日滞在!ということも可能になるわけです。これを必要経費と呼ぶか、海外旅行費と呼ぶかは、その人次第といったところでしょうか。

おすすめサイトは?

ATES

http://www.ates-th.com/kyujin/kyujin.html

例えばインドネシアからのハンドキャリーで必要とされる能力は…

  • ジャカルタ在住の方
  • 日本国籍の方
  • 最低でも3年以上の社会人経験があり、50歳未満の方
  • 海外旅行経験豊富な方
  • 緊急時にも臨機応変に対応できる方

といった内容になっています。海外旅行経験豊富な方というところに惹かれてしまう人も多いと思いますが、ポイントは5番目の「緊急時にも臨機応変に対応できる方」。

こちら、さらっと書いてありますが、重要ポイントです。緊急時に臨機応変に対応するには、当然それなりの語学力が必要となります。

そこにこの仕事への応募のハードルの高さが伺えます。大切な荷物を、正確に、確実に、そしてスピーディーに運搬する必要があるわけですから、当然といえば当然ですよね。

株式会社シャトル

https://www.shuttle.co.jp/ja/entry/entry.html

現在は募集を行っておりませんが、この手のサイトは募集が不定期なので、こまめにチェックしておくことをおすすめします。こちらのサイトでは「緊急性が要求される国際ハンドキャリーのスペシャリスト」と自身の会社を紹介しています。となれば、当然ハンドキャリーをする人の選定も基準が高くなっていることは間違いありません。以前出ていた募集内容を見てみると…

  • 心身とも健康であること
  • 日本国籍を有していること
  • 応募時満22歳以上、49歳以下であること
  • 社会人経験のある方

といった年齢制限などに加えて、下記のような項目も条件にあったようです。

  • 現在学生(留学生含む)の方の契約は不可です
  • 当社の定める規定、業務手順に従い、遵守して業務に従事できる方
  • 貨物のハンドリング作業を一人でこなせる方(下記の項目が条件です)
    • 1個あたり32㎏の貨物を持ち運びできる体力のある方
    • 空港内での荷扱い作業、トラック等への貨物の積み下ろし作業を単独でこなせる方
    • 貨物は常に少数とは限りません。重量物が数十個というケースもありますが対応できる方
  • 語学力
    • 英会話能力は必須です。
      (TOEIC800以上、英検準1級以上、日常会話・旅行英会話のレベルは不可)
    • 英会話能力の他にもう一種類の言語によるコミュニケーション能力を持っていること。

「航空(国際)業界/国際貨物業界/旅行(海外)業界」の経験者、「お仕事で
の海外駐在経験(概ね通算3年以上)」の方は優遇します

といった具合に、細かく応募条件を記載しています。お手軽に登録できるサイトもありますが、必須でなくても、あったほうがベターとしながら、ほぼあるべし!としている点を見ると、やはりハードルの高さを感じずにはいられません。

バイク便マッハ50

http://www.mach50.co.jp/recruit/recruit_hand.html

こちらのサイトも現在は募集をしていませんが、参考までに。海外ばかりが注目されるハンドキャリーですが、国内にも需要はあります。このサイトでは、応募条件には…

  • 学歴・経験は一切問いません。未経験者大歓迎!貴方のヤル気を優先します。

と記載されています。グッとハードルが下がったような気がしますが、こういった場合は、面接重視となるケースが多いので、気合を入れて臨む必要がありそうですね。

こんな人におすすめ

語学力に自信あり!

ご紹介したように、実際に使う必要がなくても、緊急時に臨機応変に対応できるような語学力を応募の際の条件として上げている募集サイトが多いので、語学なら任せて!という人は、自信を持って応募しましょう。英語以外の言語は特に重宝されます。

体力に自信あり!

先ほどご紹介したサイトの中には、たくさんの荷物を一人でハンドリングできることを条件に挙げている募集サイトもあります。体力に自信のある、力持ち系の方、運送や、配送業を経験したことがある人は、向いているお仕事かもしれません。

丁寧さと責任感に自信あり!

大切な荷物を運びます。ときには取り扱い注意のものもあるので、丁寧に取り扱える人だと安心ですよね。また、責任感があることも大切です。海外旅行のおまけ付き!と浮かれてしまうような人では困ります。

荷物を預かって、きちんと相手先に届けるまで、緊張感を持ってお仕事に臨める人が求められます。ないことが望ましいですが、途中トラブルやアクシデントに見舞われても、責任感を持って、臨機応変に対応できる柔軟性も必要とされる要素です。

吸収力&向上心がある!

国内でバイクや自転車を使って運搬をする際には、知っている近道や裏道を使うのはもちろんのこと、もっと早く届けられないか?といろいろ研究する向上心を持っていればさらに、運搬がスムーズになっていくでしょう。

こんな道もあるよ、といった具合に、お届け先の人から裏道情報などをゲットしたりすることも実際にあるようです。そんなときに、教えてもらった情報をしっかり吸収し、自分のものにしていく能力があれば、どんどんプロフェッショナルになっていくと思いませんか?

ハンドキャリーは確かに人気のある副業です。応募条件などをよくよく見てみれば、かなりハードルが高いことも事実でしょう。しかし、それをクリアしてしまえば、仕事として確かな報酬を得ることができるおいしい仕事でもあります。ですが、一方で注意すべき点があることにも触れておきたいと思います。

今回調べていても感じたことですが、きちんとした業者の求人であれば問題はないといのですが、中には、「あれ?」と思うようなサイトもあります。求人サイトを見つける際には、きちんとした会社であるかどうかをしっかりと調査してください。

あまり聞いたことのない業者の求人であれば、ネットで情報収集をしてみましょう。その際、語学力があれば、現地の評判などをチェックするのもおすすめです。知らないうちに違法物を運搬させられていたということにもなる“可能性がある”ことだけは心がけておきましょう。

ハンドキャリーの仕事は旅行が好きというだけでは手軽にできる仕事ではありません。しかし、海外旅行経験が豊富、語学力に自信がある、どんなアクシデントにも臨機応変に対応できる自信があるという方には、美味しすぎる仕事であることであると言えるでしょう。信頼できる募集サイトを見つけて、楽しい&美味しい副業「ハンドキャリー」をはじめてみませんか。